今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「サムターン回し」で中国人3人逮捕。ワンルームマンション狙い3000万円
ワンルームマンションを狙い、工具を使ってドアの内鍵を開ける「サムターン回し」と呼ばれる手口で現金などを盗んだとして、中国籍の東京都北区赤羽、専門学校生ら3人を再逮捕されました。
日野市内のマンション3棟の3室に連続して侵入し、現金約15万6000円と貴金属など約80万9000円相当を盗んだ疑いです。
同容疑者らは4月以降、同様の手口で東京都多摩地区や埼玉、千葉両県で約60件、総額約3000万円相当の盗みを繰り返したと供述。警視庁などが裏付けを進めています。
「サムターン回し」はさまざまな特殊工具を用いて扉の室内側にあるサムターン(施開錠用ツマミ金具)を操作し不正開錠する手口のことです。
平成18年上半期のマンションにおける侵入手口を見ると、
・施錠開け(ピッキング・サムターン回し)30.1%
・ガラス破り(30.7%)
・無施錠(19.4%)
となっています。
ピッキングは平成12年頃の急増時に比較すると激減していますが、他の手口に移行しているということです。
又、対策が進んだ都市部から地方都市に移行しており注意が必要です。
この犯人はワンルームマンションを狙っていますが、ワンルームマンションを狙うのには理由があるからです。
1)夕方になると照明がついたかどうかで無人かどうかが外部から判断できる。
2)一人暮らしが多く、隣近所とのコミュニケーションも希薄で、隣の住人の顔もわからない。無関心。
3)一度マンション内に入ると、数件侵入できる。移動が簡単。
オートロックシステムが入っている場合など、よけいに安心して無施錠の場合も多いようです。
注意と対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2007年6月28日 09:10)