今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
家の様子が筒抜け? IoTの意外な危険性
「セキュリティ」が大きな問題に
すでにオフィスや家庭にも幅広く活用され始めているIoTですが、実はいま、その危険性が問題視されています。特にIoTで大きな問題となっているのは「セキュリティ」です。
さまざまなモノがインターネットにつながっている状態でありながら、そのセキュリティ対策はまだ充分でなく、ハッキングなどを受けてしまう可能性があるというのです。実際に、あるカジノでIoTを搭載した「温度計」がハッキングされて、そこから店内のネットワークに侵入を許し、客の個人情報が盗まれたという事例が確認されています。
手軽なウェブカメラに潜む危険!?
あるいは、インターネット経由で家の中の様子を確認できる「ウェブカメラ」。仕事中や買い物中でもスマートフォンで家のペットや子どもの様子が確認でき、しかも安いものなら2000円弱からと、わりと気軽に買えることもあって人気があるのですが、これがハッキングされる被害も実際に出てきています。家の中がよく見えるように設置するものだけに、これが乗っ取られたりデータ通信が傍受されたりすると、それこそ家の様子が第三者に筒抜けになってしまいます。
IoTを利用したホームセキュリティの機器なども注目されている昨今ですが、上記のように機器自体の安全性もまた問われています。われわれの暮らしをより良く、便利にしてくれるのは間違いないIoT技術ですが、多少は高くてもセキュリティの高い製品を選ぶなど、われわれのほうも、関わり方をきちんと見直す必要があるかもしれません。
<5/11(金) 12:20配信 クロスメディア・パブリッシングより一部抜粋>
IoTという言葉はかなりメジャーになりました。
モノインターネットという説明までは、かなり多くの人が答えられるのではないでしょうか。
様々な家電製品がインターネットにつながっている状態になりますが、具体的に何がどのようにつながっているかを把握している人は少ないでしょうし、実際にそうすることは難しいでしょう。
また、どのような情報をどこに伝えているかとなると、もう人の力では管理できなくなります。
こうなると、その管理できないという状況を悪用し、そこから情報を引き出す、盗み出そうと考える犯罪者が必ず出てきます。
今後は、金品などを侵入にし盗もうとする泥棒などの犯罪者に対するセキュリティ(防犯対策)と、インターネット上の犯罪者に対する情報セキュリティ、そのどちらの対策も必須となります。
情報セキュリティに関しては、目には見えない対策ですので一般の人からするとその効果がさらに分かりにくいかもしれませんが、これだけパソコンやスマートフォンが普及し、インターネットが身近になりますと、無体策では被害に遭っていないことの方が不思議と言えるかもしれません。
便利であることの利点に対して、危険性も増加してしまうことはやむを得ないのかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年6月 1日 18:46)