今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
長崎 獣害対策の電気柵など盗難続出
長崎県佐世保市内の農地で、獣害対策として設置された電気柵の電源や、農作業用の水揚げポンプの盗難が相次いでいることが18日、関係者への取材で分かった。
早岐署は6月に入り6件の被害を把握。窃盗の疑いで捜査している。
同署によると、6月1日から16日までに、電気柵の電源は桑木場町と針尾中町で3件、水揚げポンプは江上町や指方町で3件の盗難があった。このうち被害届が出ている4件の被害総額は約8万5千円相当に上るという。
JAながさき西海も、5月中旬からこれまでに桑木場町と針尾地区で7件の被害を確認。担当者によると、いずれも道路脇の見えやすい位置に設置していたという。
同署は「盗んだ狙いが機械そのものなのか、金属なのかについて捜査している」としている。JAの担当者は「こまめに見回りをしたり、なるべく目立たない場所に置いたりするなどの対策をしてほしい」と呼び掛けている。
<6/19(火) 11:10配信 長崎新聞>
被害者にとって「獣」だけでなく「人間」という敵が存在すると、その対策は二重の意味で難しくなります。
獣対策として設置した電気柵などを、人間が転売目的で盗む、これは被害者にとっては勝ち目のない厳しい戦いです。
設置した電気柵を守るための対策、赤外線センサーによる敷地内の監視や防犯カメラによる映像の監視など、さらに別の対策も必要というのはどうにも不思議な感じです。
将来的には防犯ロボットのような人間の警備員に代わる高性能な防犯対策も実現すると思いますが、高性能=高価ということが多いですから、そのロボットそのものが盗みのターゲットになる可能性もあります。
そのロボットにカメラを内蔵し、遠隔で確認できるようにするとか、GPSを内蔵し位置を検索できるようにするとか、最終的には自爆装置や機能停止装置を内蔵することにもなるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年7月19日 15:04)