今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
富山 学校の不審者侵入を想定した訓練実施
学校に不審者が侵入した場合に備えての訓練が黒部市の県立にいかわ総合支援学校で行われ、教職員が、警察官が到着するまでの対応を確認しました。
訓練には、教職員およそ80人が参加しました。
県内では、子供や女性に対する『つきまとい』や『声かけ』など不審者の情報が去年1年間で874件ありました。
先月には、富山市の奥田交番に男が押し入り警察官を刃物で刺して殺害したうえ、近くの小学校に銃弾を打ちこむ事件も発生しています。
31日の訓練は、刃物を持った不審者が授業中の教室に外から侵入したとの想定で行われました。
職員たちは、生徒を安全な場所に移動させたあと、『さすまた』や『いす』を使って不審者をおさえつけ、その間に警察に通報。
不審者の侵入に気づいてから警察官が到着するまでの手順を確認しました。
自分の身を守ることも考慮しながら対応するの難しかった」「普段学校生活で不審者が入ってくることを考えるの難しが、施錠とかちょっとしたところから不審者対応に結びつけていきたい」(教職員)
<7/31(火) 20:24配信 チューリップテレビより>
学校の防犯対策として、不審者の侵入対策の一つとしてさすまたがよく出てきます。
ナイフや小型の凶器を持っている不審者に対しては、距離をとってさすまたで押さえつけることは有効だと思います。
ただ、今後、不審者が銃など飛び道具を凶器として持っている場合は対策が異なってきます。
アメリカなどの銃社会では銃乱射事件は珍しくありませんし、後を絶ちません。
日本でもこれからこのような凶悪事件が発生する可能性も否定できませんし、3Dプリンターが普及し、銃の作成方法等がインターネットから入手できるようになれば、誰もが自由に銃を手にすることができるようになってしまうかもしれません。
不審者の凶器が変わった場合の対策も考えていかなければなりません。
力に対して力で対抗すると、相手をさらに強力してしまう可能性があります。
彼らに対抗、抵抗する対策よりも、その場からいかに早く、安全な場所に逃げることを優先した方がよいように思います。
学校においても、学校外に通じる秘密の抜け道のようなものが求められるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年8月24日 15:57)