今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
福岡 リサイクルショップでバッグ盗み、同じ店に売ろうとして発覚
リサイクルショップで商品のショルダーバッグを盗んで、そのまま店に売ろうとした疑いで、福岡市の44歳の男が逮捕されました。
窃盗と詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区和白丘の無職の男(44)です。
警察によりますと、男は9月30日、自宅近くのリサイクルショップで商品のショルダーバッグを陳列棚から盗み、そのまま店に売却しようと疑いが持たれています。
男はバッグについていたタグを店の中で外し「これ、買い取りやけん、いくらですか」と言って店員に差し出していました。
自分の店の商品だと気がついた店員が防犯カメラを確認したところ、男がバッグを手に取る様子が映っていて、警察に通報しました。
男は調べに対し「買い取ってもらうつもりで商品を手に取ったが、盗んだつもりはない」と容疑を一部否認しているということです。
<10/2(火) 13:25配信 TNCテレビ西日本より>
単純な発想ですが、盗んだ商品はその店以外に持ち込めば盗品とは分からずに換金できたかもしれません。
よほど切羽詰っていて少しでも早く現金を手に入れたかったのでしょうか。
リサイクルショップで検索すれば近くのショップがいくらでも見つけられるはずです。
もちろん、盗品と怪しまれるような内容や商品数であれば別の店でもだめな可能性はあります。
今回は被害に遭った店舗の店員が自分の店の商品だと気付き、防犯カメラで確認したことで犯人と分かりました。
ショップ同士が盗品は買い取らない、怪しい場合は同業者のネットワークで情報を共有するなど、商品の転売や換金ができにくい環境や体制を構築すべきです。
ただ、インターネットやSNS等でショップだけでなく個人相手に転売することも増えており、規制することがかなり難しくなってきています。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年10月19日 16:35)