今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
見知らぬ男が家の中でかばんを物色
兵庫県警網干署などは18日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、姫路市の無職の男(65)を逮捕した。
逮捕容疑は9月26日午前11時半ごろ、同市広畑区の会社員男性(48)宅に侵入し、金品を盗もうとした疑い。同署の調べに容疑を認めているという。
同署によると、男はインターホンを鳴らし、反応がなかったため男性宅に侵入。室内にあったかばんを物色していたところ、別室で寝ていた男性が気付き、「何してんの」と声をかけたという。
男は何も取らずに逃走したが、インターホンに残された指紋から容疑が発覚した。
<10/18(木) 20:29配信 神戸新聞NEXTより>
家で寝ていて目が覚めると、見知らぬ男がかばんを物色している、何とも恐ろしい光景です。
寝たふりをしていた方がよいのか、それとも大声を上げて威嚇した方がよいのか、ただ、犯人が逆上して凶器で襲ってくる可能性もありますからどの対処方法がよいとは断言できません。
女性の場合は、襲われる可能性もありますし、子供や高齢者だけの場合は、最悪の場合、口封じのために殺そうとするかもしれません。
一戸建て住宅の場合、門や塀があり、正面玄関の扉があり、裏口や勝手口などがある家もありますが、いずれもそれらまでは比較的スムーズに侵入することができてしまいます。
外敵の侵入を防ぐつくりになっていないところがほとんどではないでしょうか。
今回の事件では、中に人がいる状態だったので、あえて扉の鍵を掛けていなかったのか、それとも閉め忘れていたのかもしれませんが、どちらにしても扉の鍵しか侵入対策が存在していません。
結果としては、鍵を閉めていなかったということで侵入対策はゼロだったと言えます。
これは非常に恐ろしい状況です。
ただ、今回被害に遭われた家が特殊かと言うとそうではないと思います。
他の家でも扉の施錠だけが唯一の防犯対策というところは多いでしょう。
敷地内に誰もが勝手に入ることが出来るというのはよく考えてみると問題の大きさが分かります。
扉は建物内ですが、その前に敷地内に入らせないような対策を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年11月 9日 18:26)