今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
暴風にも耐える窓シャッター新商品
大型の台風が相次いでいることを受け、北陸の住宅建材メーカーが風の被害を軽減する商品の販売を拡大している。低コストのリフォーム商品を投入し、販促キャンペーンを展開するなど安心・安全の提案に力を入れる。九州や首都圏と比べ、風害対策が進んでいないとされる北陸エリアでもニーズは高まっており、受注拡大につなげる。
富山県に生産拠点を置くYKK AP(東京)は9月25日、風速57メートルの風に耐える窓シャッターのリフォーム新商品「かんたんマドリモシャッター」を発売した。既存の窓を外さず、2時間程度でシャッターを取り付けることができる。
今年は台風被害が相次ぎ、強風にも耐えられる窓商品のニーズが高まっており、10月前半の販売数は既存商品に比べて約1・3倍に伸びている。担当者は「風対策だけでなく、防犯にも役立つメリットを打ち出し、北陸で拡販を強化していく」と話す。
YKK APによると、シャッターや雨戸の住宅装着率は九州や首都圏で7、8割なのに対し、北陸エリアは1割未満と低い。需要の高まりを商機とみて、12月には雨戸付き窓の上からも装着できる新商品を発売する予定だ。11月1日からは全国の建材流通特約店「MADOショップ」でリフォームすると、Tポイントが3倍となるキャンペーンを展開する。
三協立山(高岡市)は、最高グレードの耐久性能を備えるアルミ樹脂複合サッシ「アルジオ」の販売促進に力を入れる。最大瞬間風速57メートルに耐え、1時間当たり240ミリの降雨時に風速35メートルの風が吹いても雨水が室内に入らないという。
10月1日には風速38メートルに耐えられるアルミ製のサイクルポート「アルフォース」を発売した。担当者は「異常気象が続いており、耐久性の高い建材に対する関心は高まっている。新築、リフォームで使ってほしい」と話した。
北海道胆振(いぶり)東部地震を受け、住宅の耐震に関するニーズをとらえようとする動きもある。
素材メーカーの小松マテーレ(能美市)が販路開拓に力を入れるのは、炭素繊維複合材を使ったロープ状の耐震補強材「カボコーマ・ストランドロッド」だ。善光寺(長野市)の補強工事などに使われた実績があり、今年度内にも日本工業規格(JIS)に認定される見通しとなっている。
鉄よりも軽くて強い炭素繊維の特徴を生かし、木造の古民家などの耐震工事で活用を目指す。JIS化に合わせて製造設備を集約し、生産拡大に備える方針だ。
<10/23(火) 1:13配信 北國新聞社より>
防犯と防災、分類としては同じで仲間のように感じますが、実際の用途としては大きく異なるのが現実です。
防犯用の侵入者検知センサーは災害時には役に立ちませんし、防犯カメラも同じです。
ただ、火災感知センサーなどは災害発生時の火災に役立ちますし、また、泥棒が証拠隠滅目的で放火する際も役立ちます。
風速57メートルの暴風にも耐えることができる窓シャッターが発売されました。
記事にもあるように防災面での効果だけでなく、犯罪者の侵入対策にも効果があるようです。
確かにそれだけの風や雨にも強いということは、犯罪者の破壊工作に対してもかなり強固な耐久性を発揮してくれそうです。
防犯と防災どちらが心配ですか?という二者択一を迫るような風潮が残念です。
どちらも重要なことは多くの人が感じているでしょうが、例えば地震や台風などが多い地域では防災の方が重視されますし、お金持ちや犯罪が多い地域では防犯対策の方が重視されがちです。
どちらにも効果を発揮する対策が増えてくれば導入する人は一気に増えることでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年11月22日 16:22)