今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
連続不審火、放火容疑で18歳少女逮捕
東京都練馬区平和台周辺で、都営住宅のバイクなどが焼ける不審火が5件相次いで発生し、任意聴取を受けていた18歳の少女が逮捕されました。
この地域では6月25日以降、白昼にオートバイのシートカバーやゴミ置き場のゴミなどが燃やされる不審火が17件相次いでおり、警視庁は、この少女の犯行とみて追及しています。
調べによりますと7月2日午後1時5分ごろ、練馬区北町の都営住宅のバイク置き場でシートが燃えているのが見つかりました。その後、直線距離で200〜300メートルの範囲で、バイクや集会所のすだれが焼ける不審火が4件あったということです。
また、6月25日の昼前にもバイクのカバーが焼けたほか、同28日までに計6件の不審火が発生。出火が午前11時〜午後1時の昼間に集中し、主に都営住宅のバイクが狙われていることから、練馬、光が丘両署が警戒を強めていました。
調べに対し、少女は一部の容疑を認めたうえ「2人暮らしの父親との関係がうまくいかず、ムシャクシャしていた」と供述しているということです。
よく、“放火犯は現場に戻る”と言われていますが、ストレス解消のために放火し、消火活動の様子を眺めて楽しんでいるのがほとんどのようです。
そこで消防隊も、消火活動の際にビデオを回して現場にいる人間をチェックし、複数の場所で同じ人物が映っていた場合はその人物と接触し、任意聴取を行っているようです。
ちなみに、逮捕された放火犯によると『放火しやすい地域』は、
○路上にゴミが散乱していたり、なんとなくゴミゴミしている。
○掲示板の掲示物がはがれている。
といった、住民の目が行き届いていない印象の地域が狙われやすいようです。
反対に路上がきれいで、掲示板もきちんと管理されている地域は住民の目が行き届いている印象があり、放火対象から外れやすいようです。
また、街頭犯罪者が犯行を止めた理由で一番多いものは、「住民に声をかけられた時」だという統計もあります。
日頃から住民同士で声かけを行うことで、ある程度の犯罪を未然に防ぐことができることができるのではないでしょうか。
投稿者: スタッフ (2007年7月 3日 14:38)