今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
隣人が強盗犯? 自宅から現金1000万円奪われる
今年8月、大阪市内の住宅に侵入し現金1000万円を奪ったとされる男が7日、起訴されました。被害者の女性がMBSの取材に応じ、当時の様子を語りました。
大阪市北区に住む会社経営の40代の女性は今も、あの日の恐怖を忘れられないといいます。
「家のインターフォンが鳴ると固まってしまい...玄関で扉を開けられない」(被害にあった女性)
事件が起きたのは8月の夜8時半頃。夕食後に子どもとくつろいでいた時のことでした。
女性によると、インターフォンに出たところ、男が「宅配業者」だと告げました。女性が玄関の扉を開けると2人組の男が侵入してきたといいます。
そして、「金を出せ」と刃物で脅し、なぜか2階に上がるよう指示したというのです。
「なんで上の階に生活スペースがあることを知っているのかと少し疑問に感じました」(被害にあった女性)
女性が寝室に置いていた防災リュックの中の現金約1000万円を手渡すと、男らは逃げていきました。女性にけがはありませんでした。
事件から3か月後、自宅周辺の防犯カメラの映像などから、犯行を計画した男が逮捕されたのです。
「事件を計画したのは、なんと被害者の後ろ隣のマンションに住む男でした」
強盗などの罪で逮捕・起訴されたのは、設備工の男(38)。
男が犯行を計画し別の男(22)らが実行に及んだとみられています。
女性と設備工の男(38)は家族ぐるみの付き合いをしていて、男が自宅を訪れることもあったといいます。
「捕まる3日前もうちの子どもに呼びかけて『バイバイ』とか、私もそのとき挨拶する関係だったので、正直驚きと言葉にならない感じです」(被害にあった女性)
男は取り調べに対し、容疑を否認しているということです。
<12/7(金) 19:09配信 MBSニュースより>
家族ぐるみの付き合いをしている隣人が強盗犯として自宅に侵入して来る、何とも恐ろしく悲しい事件です。
強盗犯は、そもそも最初から犯行を計画していたのか、それとも自宅を訪れた際、大金を置いてあるという情報を知ったため、犯行を計画したのかは分かりませんが、むやみに重要な個人情報を他人に教えてはいけないという教訓にはなります。
また、自宅の窃盗事件で毎回思うのは、多額の現金は絶対に置いておくべきではないということです。
理由がありやむを得ない場合は別ですが、何となく金融機関は信用できない、預けに行くのが面倒、引き出すのが面倒などの理由とは言えない理由で置いておくと、今回のように盗まれたり、または火災等で破損した場合など大変な被害になってしまいます。
防犯システムや防犯カメラ設置などお金を掛けた防犯対策に抵抗がある人は、盗まれて困る金品は置いておかないようにすべきです。
最低限の防犯意識は持つべきです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年2月15日 15:32)