今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
重さ250キロの金庫ごと盗まれる 現金・商品券合わせて770万円
北海道むかわ町のスーパーで、現金や商品券などあわせて770万円が入った金庫が盗まれる窃盗事件がありました。
窓ガラスが割られた事務室。
午前0時20分すぎ、むかわ町のエーコープセレス店で、警報が鳴って、およそ25分後に警備員が駆け付けたところ、事務室の窓ガラスが割られていて、なかにあった金庫が盗まれていました。
警察や店によりますと、金庫は高さ140センチ、重さは250キロ以上で、現金およそ650万円と120万円相当の商品券が入っていたということです。
(店の人)「見たときは驚きました。過去にも入られた経緯があるが、金庫を持ち去られたことはない。早く捕まってくれることを祈るばかりです」
事務室内には防犯カメラはなく、警察では複数の犯行の可能性もあるとみて捜査しています。
<3/11(月) 12:32配信 STVニュース北海道より>
北海道のスーパーで重さ250キロ以上の金庫ごと盗まれ、その中には現金650万円と商品券120万円が入っていたようです。
警報が鳴り、およそ25分後に警備員が駆け付けたとありますので侵入してから25分以内に250キロの金庫を盗み、そして逃走したということです。
侵入窃盗犯の犯行の短時間化はよく言われていることですが、どのような道具や機械を使って運び出したのでしょうか。
一人の犯行は到底無理だと思われますので複数犯で一気に持ち上げ、台車等に載せて運び出したのでしょうか。
防犯システムが入っており、警備員が駆け付ける、そして大きな金庫に保管している、にも関わらず盗難被害に遭ってしまったというのはかなりショックでしょう。
今後の対策として防犯カメラを設置するということも考えられますが、抑止効果はあっても犯行を阻止することはできませんから何か他の対策もさらに必要ではないでしょうか。
建物の中に入ってから警報が鳴るシステムではなく、その前に鳴る、つまり、敷地内に入った段階で反応するような外周警戒のシステムで、もっと早く威嚇することで犯罪者側にプレッシャーを掛けることはできるでしょう。
いずれにせよ、このような環境でも盗難被害に遭ってしまうのですから、この被害者より防犯対策が甘いところ(ほとんどのところが含まれると思いますが)は、全て侵入される可能性を持っているということを認識し、警戒が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年4月 4日 17:28)