今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
校舎改築現場で電線盗。800世帯が一時停電・・愛知
4日午前7時45分ごろ、愛知県弥富市鎌島、市立弥富中学校校舎移転改築工事現場の作業所長から中部電力に、「現場の電源が入らない」と連絡がありました。
中部電力で確認したところ、作業所内にある電源ブレーカーと変圧器をつなぐ電線約70メートル(重さ約147キロ、18万円相当)が切り取られているのが分かりました。
同作業所では3日午後11時に作業員が帰宅しており、作業員が出勤した4日午前7時ごろまでの間に盗まれたと思われます。
作業所長が通報直前、変圧器までの電線がない状態のまま電源ブレーカーを入れたため、近くにある中電変電所の漏電防止装置が作動。付近の約800世帯のほか、交差点約10か所の信号が約1時間、停電しました。
金属の価格高騰を受け、日本だけでなく世界で金属盗難が相次いで発生しています。
その背景には中国の北京オリンピックや経済の急発展などがあります。ニッケルの生産量はこの5年間で20%増加していますが、中国の消費量はこの5年で3倍になっています。価格は06年3月の3.5倍にまで急騰しています。
高騰の余波は世界にも広がり、最近は世界各地での金属盗難事件が報道されていますが、中には命がけの国もあります。
ミャンマー(旧ビルマ)の主要都市ヤンゴンで起こる金属盗難事件では一日20時間以上に渡って停電してしまうことが多く、その停電の間に銅製の電線を盗む犯罪が多発しているようです。
しかし、いつ電気が復旧するか分からない状態で電線に触っているため、運が悪いと感電死してしまう犯人もいるようです。
日本ではここ数ヶ月金属盗難が捕まったというニュースをよく目にします。
ほとんどが、金属が売れるということをニュースなどで聞いて真似ている模倣犯、又は素人に毛が生えたような泥棒が多いようです。まだまだ窃盗団なども暗躍しています。
こういった状況は北京オリンピックまでは続くのでしょうか?
投稿者: スタッフ (2007年7月 5日 09:31)