今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
神奈川 パン製造会社に無断侵入した男逮捕
正当な理由なく建物に侵入したとして、神奈川県警大和署は17日、建造物侵入の疑いで、住所不定、自称塗装工の男(27)を逮捕した。
「弁護士が来てから話す」などと供述している。
逮捕容疑は同日午前3時15分ごろ、同県大和市中央林間西にある調理パン製造会社の建物内に無断で侵入したとしている。
同署によると、同時間帯に同社を訪れていた納品業者の男性が、誰もいないはずの社内から明かりが漏れていることに気付き、110番通報した。
同署員と自動車警ら隊員数人が駆けつけると、男は正面玄関から飛び出し、同署員1人に催涙スプレーのようなものを吹きつけて逃走したが、直後に身柄を確保された。
スプレーを浴びた同署員は病院で診察を受けたが、けがはないという。
同署は男が金品を狙って同社に侵入したとみて、余罪の有無を含めて捜査する方針。
<6/17(月) 19:02配信 産経新聞より>
パン製造会社に侵入した男が逮捕されました。
金品を狙っての侵入とみられていますが、もし異物混入等が狙いの場合、製造した商品全てが犯行対象となり、もし出荷済み、市場に流通済みの場合は、それらを回収するリスクも生じます。
またお客様への謝罪やお詫びの補償として商品券や金券を提供することもあり、事件によっては多大な損害を企業側に負わせることになります。
侵入されたという被害者にも関わらず、まるで自分が加害者かのように謝罪しなければならない事態は、企業側にとってもやり切れない、納得がいかないことでしょう。
ただ、今回の事件をみても、場合によってはそのような事態に陥ることは可能性として決して低いものではないように思い、現実としていつ発生してもおかしくない事件と言えます。
万が一の被害としてではなく、実際に起こりうる被害として捉え、具体的な防犯対策によって防衛しなければなりません。
特に、今の犯罪は犯罪者側の動機が様々で、単なる金品目的、嫌がらせ目的のような単純なものから、例えば、インスタ等のSNSや動画サイトにアップし、注目を浴びたいという欲求を満たすための犯罪(本人にとっては犯罪という意識が薄い、もしくはない)もあります。
このような事件に巻き込まれないためにも対策を講じなければならないでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年7月19日 11:02)