今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
詐欺とそうでない場合の区別
今、NHKでサギデカというテレビドラマを放送しています。
振り込め詐欺などの詐欺事件を専門に扱う刑事が主人公の話です。
その中で詐欺で騙された高齢者が息子に責められ、自殺未遂を起こしてしまうというシーンがあるのですが、
詐欺犯に騙される手口が警察をかたるものでした。
警察官を名乗り、今、詐欺犯を追い詰めています。
詐欺犯に騙された振りをして下さいと高齢者に協力を依頼します。
詐欺犯にお金を渡す振りをして下さい、その直後、我々警察が犯人の身柄を押さえます。
高齢者の方で、しっかりと判断できると思っている人ほど、警察には協力しなければならない、良いことだと考え、出来ることは協力しようとするでしょう。
それが詐欺犯にとっては思うつぼです。
警察を無条件に信じる一般人からすれば、本当に警察かどうかを確認する方法は非常に難しいと思います。
例えば我々が怪しいと感じたら相手の勤め先を確認し、実際にその人が存在しているか、勤めているか、特徴が一致するかを確認した上で、相手のことを確認することができます。
高齢者で特に単身者の場合、複数犯に言われたら簡単に丸め込まれてしまう可能性があります。
高齢者の方でも分かるように警察かどうかを判断できる方法や手段を考える必要性を感じます。
全ての家に防犯カメラを完備し、そして映像も記録する。
不審者や詐欺犯が自宅に来ても、防犯カメラで守っているという体制になれば、彼らが簡単に犯行を行うことができなくなります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年9月20日 16:15)