今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
事務所窃盗 防犯カメラと録画機器盗まれる
16日朝、札幌・清田区の観光バス会社に何者かが侵入し、防犯カメラが奪われる窃盗事件がありました。
事件があったのは、札幌市清田区清田2条2丁目の「DO観光バス」です。
午前6時ころ、出勤した従業員が窓ガラスが割られ事務所の中が荒らされているのを見つけ、警察に通報しました。事務所には防犯カメラが設置されていましたが、録画する機器本体が盗まれたということです。
(DO観光バス 永嶋孝光専務)
「自分のところに降りかかってみないとわからないことで、考えていなかったというのが正直なところ」
豊平署管内では、先週から少なくとも4件の窃盗・窃盗未遂事件が起きていて警察が犯人の行方を追っています。
<10/16(水) 22:36配信STVニュース北海道より>
防犯カメラが設置されているところで、犯人や犯行の様子が記録されることは、犯人にとっては重要な問題です。
自らの犯行の証拠となるかもしれない映像ですから、それを無くすこと、無効にすることができれば大きな成果となります。
事務所や自宅だけでなく、最近は自動車の中に設置されたドライブレコーダーの映像がニュースやワイドショーなどで取り上げられる機会が増えてきました。
今朝、ちょうど出勤する前にテレビでやっていましたが、信号待ちで停車していたところ、いきなり男が現れてフロントガラスを叩き割ろうとする衝撃の映像が流れていました。
その事件はドライブレコーダーの映像が証拠となったのか男が逮捕されましたが、例えば車内に侵入され、そのドライブレコーダーごと盗まれでもしたらせっかくの証拠が失われる可能性があります。
防犯カメラやドライブレコーダーが普及すると、今後はそれらを排除しようとする動きが出てくるでしょう。
それぞれ現地の映像を現地の記録装置で録画するのが普通ですが、そうではなく現地の映像を別の離れた場所で記録したいという要望が増えてくるでしょう。
そうすれば仮に現地でカメラや記録装置を盗まれたり、壊されたりしても、その場所とは別の場所できちんと記録されており、その破壊行為が意味を成さなくなります。
これも抑止効果の一つです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年11月15日 15:44)