今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
泥棒家族4人逮捕 一家で役割分担
一家4人全員を逮捕。
車で生活していたのは、"泥棒家族"だった。
埼玉・滑川町にある池のほとりに車を止めて生活していた、容疑者一家。
昼は趣味の釣りをし、夜になると、盗みを繰り返していたという。
"泥棒家族"が盗んだのは、現金や釣り具など、397万円相当。
43件の盗みを繰り返し、家族全員が窃盗などの疑いで逮捕されたのは、容疑者(62)一家4人。
一家は、家族で役割を分担していた。
容疑者らは、埼玉・本庄市にある釣具店の窓ガラスを割って侵入し、ルアーなど、およそ20万円相当を盗んだ疑いが持たれている。
被害店舗のオーナー妻「ここから入ってきて、この裏に防犯カメラを置いていたんですが、固定していなかったので、それ(防犯カメラ)ごと持って行かれた」
盗みに入るのは、父と息子(26)。
2人が盗んだ品を、母(55)がきれいに磨き、母の連れ子で、娘(30)が、リサイクルショップで売却。
犯行は、こうした役割分担で繰り返された。
被害店舗のオーナー妻「びっくりしました。本当にこういう家族がいるんだと思って。盗んだものでは、生活は成り立たないと。ちゃんと働いた方がいいですよ、という感じですかね」
一家の暮らしは、盗品を売った金でホテルに泊まるか、池のほとりでの車上生活。
そして時には、焼き肉店で盗んだ肉を七輪で焼いて食べていたという。
調べに対し、4人は容疑を認め、犯行は「生活費欲しさのため」と供述している。
(フジテレビ)
<12/17(火) 19:28配信Fuji News Networkより>
泥棒一家4人が逮捕されましたが、その役割分担に驚きます。
実行役が父と息子、盗品をきれいにするのが母、転売するのが娘と、確かにそれぞれが1回ずつしか表に顔を出さないため、一つの犯行とは思われにくいのかもしれません。
映画の万引き家族が話題になり、そして出演された樹木希林さんが亡くなったことでさらに注目を浴び、記憶に残る映画となった印象がありますが、まさにあの映画を地でいくような実話です。
ただ、映画は内容や演技力が素晴らしいで済む話ですが、実話となると犯罪ですから称賛してはいけません。
それにしても4人で盗みを繰り返しながら暮らすというのも辛い現実のような気がします。
いつ捕まるかもしれないという恐怖を感じながらの生活ですから、幸せだとは思えません。
4人で働けば生活は苦しくてもより安定した穏やかな生活ができるような気がしますが、年齢が高くなると就職するのは厳しいのはいつの時代も同じです。
就職難と生活苦による犯罪の増加は政府が危機感を持って解決しなければならない社会問題だと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年1月10日 18:07)