今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
テレビで紹介される防犯対策
年末年始などテレビの特番で防犯対策が特集されることがよくあります。
泥棒の手口やその対策を専門家を交えてタレントが面白おかしく話す番組が多いですが、一方、防犯カメラに映った犯罪者を流す番組もあります。
印象的な手口の事件が発生すると、テレビ局から当社にも取材の電話がよくあります。
そのほとんどは犯罪者が実際に犯行を行っている防犯カメラの映像を提供していただけませんか? 被害に遭われた現場の映像などありませんか?というものです。
当社ではそのような映像は基本的には所持しておりませんし、また、持っていたとしても、設置先の被害者がそのような映像を公開してほしいと考えているわけでもなく、個人情報でもありますので提供することはありません。
普通に考えれば分かるようなものですが、テレビ局の担当者の方もネタ探しに必死なのか、毎回のように電話を掛けてくることがあります。
また、テレビ番組を見ていて感じるのは、基本的に同じような手口、過去に見たことがあるような対策が多いことです。
泥棒を始めてする犯罪者の手口は様々で、日々変化しているのは間違いないのですが、テレビで紹介されるような手口は数年前から代り映えのない内容が多いように思います。
逆に言うと、そのような手口の犯罪が未だに行われている防犯の世界での進歩は遅いとも言えるのではないでしょうか。
映画や小説の世界で描かれる近未来の世界では、防犯対策もかなり変わっており、光彩認証や指紋認証、AIやロボットなどによる無人警備、レーザーやセンサーによる侵入者攻撃など、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
現実の世界ではそのような防犯対策の導入はまだまだ行われていませんし、いつになるのか分からないと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年2月 7日 18:34)
