今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ポートライナーの券売機から売上金盗んだ社員逮捕
神戸市の外郭団体「神戸新交通」が運行するポートライナーの券売機から売上金約64万円を盗んだとして、兵庫県警は12日、窃盗の疑いで、同社運輸課の運輸助役の男(59)=兵庫県尼崎市南武庫之荘=を逮捕した。
県警が駅事務所の防犯カメラを調べたところ、容疑者が券売機を操作する不審な様子が写っていた。
逮捕容疑は昨年4月11日午後10時50分ごろ、単独で勤務していた神戸空港駅の自動券売機を操作し、売上金を盗んだとしている。県警は認否を明らかにしていない。
平成30年4月にも三宮駅で金庫の売上金約250万円がなくなっており、県警は容疑者の関与の有無を調べる。
同社は「決して許されない行為でありおわび申し上げる」とコメント。被害金の返還請求や社内処分を検討するとしている。
<2/12(水) 21:36配信産経新聞より>
ポートライナーの券売機から売上金を盗んだ社員の男が逮捕されました。
防犯カメラに容疑者の不審な様子が映っており、逮捕につながったようです。
以前、当ブログでも紹介した記憶があります。
同じポートライナーの券売機から売上金が盗まれた事件とも関与が調べられているようですが、もし犯人だったとしたら、犯行の1年後に同じ犯行を行ったということになります。
ばれなかった、捕まらなかったからもう一回やってみよう、という考えからかもしれませんが、あまりにも安易な考え方のように思います。
59歳でもうすぐ定年だとしたら、この事件で退職金も失ったかもしれません。
勤続年数等分かりませんが、何十年も勤めていたら、この盗みで得た金額と比べても大きな損失です。
そこまでリスクを犯すほど生活が苦しかったのかもしれませんが、もったいないように思います。
防犯カメラの設置は、事件後なのか、それ以前からか分かりませんが、社員ならどのように運用されているかも分かるはずです。
これだけ世間で報道されていますから防犯カメラの効果を知らなかったとは思えません。
少し考えれば犯行を思い留まることができる事件があまりにも多いような気がします。
誰しも良からぬ考えが思い浮かぶことは必ずあると思います。
それを考えるだけにするか、実行するかが犯罪者との違いになります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年2月14日 15:48)