今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
夜な夜な毛布使って金庫盗み出す手口 120件で8千万円の被害
窃盗を繰り返し、被害総額は8000万円を超えるということです。
男(37)ら4人は去年10月、横浜市泉区の住宅に侵入して現金約300万円が入った金庫などを盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、4人は深夜に住宅に忍び込み、毛布などを使って金庫を運び出していました。
周辺では去年2月からの9カ月間に同じような手口の事件が約120件起きていて、被害総額は約8000万円に上っています。
4人は以前、同じ暴走族に所属していて、取り調べに対し、いずれも黙秘しています。
<3/13(金) 17:39配信テレ朝 newsより>
周辺の住宅街で9ヶ月間に約120件もの同様の事件が発生していたということですが、個人宅で金庫を所有しているところがそれほど多いということは、富裕層が住んでいる地区だったのでしょうか。
単純に被害総額8000万円を120件で割ると、1件あたり約70万円の被害額となります。
そのような金額を金庫に保管しているところが多いことに驚きです。
それだけお金があるのならしっかりとした防犯対策ができると思うのですが、そのようなことにお金を掛けたくない人だからこそお金がたまっていくのかもしれません。
個人的には何事にも費用対効果だと思いますが、お金を持っている人ほど、お金を掛けた防犯対策をすることの効果が高いのではないでしょうか。
それだけ守るべき対象が多い、価値が高いものを所持しているということでしょうから、狙われる可能性も高くなってしまいます。
また、手口を見ても分かるように、4人で毛布を使えば、個人宅に置いている金庫は持ち出すことが出来てしまうということです。
金庫=現金が入っている可能性が高いですから、泥棒にしてみれば金庫さえ見つけられれば、すなわちターゲットを発見できたことになります。
もちろん、金庫に入っていることが分かり、これは開けることも、持ち運ぶことも不可能、もしくは時間が掛かってしまうと考え、その場での犯行を諦める泥棒もいるでしょう。
そのような泥棒に対しては効果があるのですが、そう考えない泥棒もいる、増えてきていることを知っておく必要があるでしょう。
その上でどのような対策をすれば被害に遭わずに済むのかを考えましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年4月17日 14:42)