今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
休校中の子供と泥棒の鉢合わせ相次ぐ
臨時休校のため自宅で過ごす子どもが、泥棒と鉢合わせになるケースが愛知県で相次いでいます。
10日、愛知県では独自の「緊急事態宣言」が出され、不要不急の外出の自粛が求められています。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、愛知県内では、公立の小中高校が臨時休校になっています。
そんな中...
「休校中、自宅に子どもが一人で留守番しているところに、空き巣をしようと入ってきた犯人と鉢合わせしてしまうケースが出てきています。休校中に、そういうことがこれからも起きるのではないかと心配しています」(愛知県警生活安全総務課 柏美樹課長補佐)
小学生と男2人が鉢合わせ
警察によりますと、先月23日、尾張地方の住宅で、1階の窓ガラスを割り男2人が侵入。
留守番をしてた小学生の男の子(11)と鉢合わせたため、「ずっと前を向いていて」と指示し、通帳やクレジットカードなどを盗んで逃げました。
中学生の留守番中に...
また、今月9日には、三河地方の住宅で、中学生の男子生徒(13)が留守番をしていたところ、1階のはきだし窓が割られ、何者かが侵入したということです。
男子生徒が母親に連絡し、母親が帰ってきた時には、財布やバッグなどが盗まれていました。
警察「"中に人がいる"と思わせて」
いずれも子どもにけがはありませんでしたが、一歩間違えれば被害にあいかねない状況に、警察が注意を呼び掛けています。
「テレビの音を大きくしておくとか、家の中の明かりをつけておくとか、『中に人がいる』ということであれば、わざわざ空き巣に入る泥棒はいないので、そういうことも大切です。親と、もし知らない人が家に入ってきて鉢合わせたら、どこへ逃げるか、家から逃げ出すとか、ルールを事前に決めておくことが大事」(柏美樹課長補佐)
<4/15(水) 20:03配信メ〜テレ(名古屋テレビ)より>
両親が共働きの家庭は珍しくありません。
臨時休校の措置がとられている現在、どうしても自宅に子供が一人、もしくは二人で留守番するということになってしまいます。
小学生を一人にするなんて危険だと言われてもどうしようもありませんからそれを変えることは現実的には難しいでしょう。
子供が一人で留守番をしても、親が安心して仕事に出かけられる状態をいかにつくるかが鍵になります。
防犯カメラの映像を遠隔から確認することができるシステムもありますから、外出先から子供の様子を確認することができれば、それだけで安心するでしょう。
例えば捕まることを恐れない強盗が襲ってくるのを物理的に防ぐことはほぼできませんが、そうではない一般的な泥棒や侵入者対策は可能です。
記事にもありますが、テレビの音や明かりをつけておくことで人がいることを外部にアピールすることで、泥棒や侵入者は別のターゲットを探すことが多いでしょう。
あえて人がいるところを選ぶことの方が少ないと言えます。
明かりをつける場合、例えば使用していない二階部分もつけておくなど、どちらの階にも人がいるとすることも効果があるでしょう。
電気代が無駄だという意見もあるでしょうがこの際、目をつむりましょう。
防犯カメラや人感ライト、警報ベルなどを設置し、防犯対策がされていることが外から分かれば、これも抑止効果として大きな効果を発揮します。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年5月29日 15:16)