今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ポストに棒突っ込みアベノマスク盗む
政府が全世帯に配っている「アベノマスク」を盗んだとして京都市の81歳の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕された無職の女(81)は2日午後1時過ぎ、京都市北区のマンションで60歳の男性のポストから布マスク2枚を盗んだ疑いが持たれています。
マンションの管理人が郵便受けで不審な動きをする女に気づき、警察が防犯カメラを確認したところ、棒のようなものでかき出している容疑者が映っていたということです。
容疑者は「マスクを持ち帰ったことは間違いないが、空き部屋からで、悪いことはしていない」と容疑を否認しています。
容疑者の自宅からは未使用の「アベノマスク」78枚が見つかっています。
<6/4(木) 17:57配信ABCニュースより>
アベノマスク、今週ようやく自宅に届き現物を見ることができました。
ポストにマスクと分かるものがそのまま袋に入って郵便受けに投函されていました。
届け先に受け取りサインをもらうような送り方の場合、送料が高くなり、そして配達する人の手間、受け取る人の手間も増えます。
今回のような送り方に問題はないと思うのですが、マスクということが丸わかりですから今回のような犯人が盗もうと思うと出来てしまうことになります。
すでにマスクは市場に出回りつつありますから今後狙われる可能性は低いかもしれませんが、もっと早い段階で発送されていれば狙われる可能性は高かったかもしれませんし、このような類似の犯行が多くなった可能性もあります。
まあ、今更届いてもそれほど役に立ちませんが、盗まれる可能性は低いというのは唯一よかったところでしょうか。
給付金の書類に関してもまだ自宅には届いていませんが、盗まれる危険性はあります。
同じ氏名での給付手続きはできないでしょうが、例えば、盗んだ書類を自分の振込先を書いて申請することで給付金をだまし取ることは出来るのでしょうか。
出来ないような仕組みになっていればよいのですが、あるニュースでは、WEB上での申請も、書類での申請も、全て申請書類を紙に印刷してチェックしているというものがありました。
このような人の目によるチェックは限界がありますから、犯罪者がその隙間を知ってしまえば悪用される危険性もあります。
自宅の郵便受けが第三者に触れられないような防犯対策、例えば防犯カメラ設置などの需要が増えそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月19日 11:32)