今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
群馬県防犯設備協会 カメラを過信せず、音や光の威嚇推奨
群馬県で農作物や家畜の盗難が相次いでいることを受け、県防犯設備協会(前橋市)は、電話や訪問での相談を無料で受け付けている。
防犯カメラの設置の助言や施工業者の紹介にも応じる。
同協会が9月28日からちらしなどで相談を呼び掛けると、すぐに県内の梨農家の他、埼玉県の観葉植物の生産者からも相談があったという。
相次ぐ盗難被害について、木村忠事務局長は「カメラに鮮明な映像が残っていても、取られた作物は返ってこない。手塩にかけて育てた作物が盗まれないように、音や光で犯人を威嚇することが必要」と助言する。
同協会は8月中旬から「何者かが農園に侵入した形跡がある」「不審な車を見掛けた」といった相談が資材業者を通じて、農家から寄せられていた。県内や近隣県で家畜や農作物の大量窃盗被害があった8月下旬から相談が増えた。
盗難を警戒する農家から相談を受けたJAが同協会に連絡をして、同協会から回答することもあった。東京都内の防犯カメラを扱う業者から、不安をあおるような営業で過剰な装備の防犯カメラを売りつけられた事例もあるという。
相談内容に応じて、防犯設備士などの専門家が現地を訪問する。木村事務局長は「相談は無料なので気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。
<10/6(火) 8:13配信 日本農業新聞より>
家畜や農作物の窃盗被害に対して、群馬県の防犯設備協会は、防犯カメラを過信せずに、音や光で犯人を威嚇することが必要と答えています。
犯人が防犯カメラを恐れてくれれば効果はあるのですが、もし帽子やサングラスなどで変装を行い、姿がカメラに映ることを嫌がらなければ窃盗行為を防ぐことが出来ません。
防犯カメラの映像は犯人特定や証拠としては役立ちますが、盗難や破損被害を防ぐことが出来ない場合があります。
被害に遭う前に音や光で犯人をその場から退散させることが出来れば、被害額をさらに減らす、ゼロに近づけることが出来るかもしれません。
そういう意味でも音や光の対策を推奨しているのでしょう。
防犯カメラの設置は一般的になり、有用なことは認めますが、それだけでは効果が不充分な場合があり、音と光の対策を併用すればさらに効果がアップするということです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月16日 15:04)