今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
モデルルームに内覧後訪れ、家具盗む
マンションのモデルルームに侵入し、椅子などを盗んだとして、兵庫県警垂水署は4日、建造物侵入と窃盗の疑いで、神戸市灘区の会社員の男(48)を逮捕した。
逮捕容疑は7月16日午後1時~18日午前9時20分ごろ、神戸市垂水区のマンションのモデルルーム1室に侵入し、椅子4脚とローテーブル1台、クッション2点、マット2点(計約5万6000円相当)を盗んだ疑い。調べに容疑を認めているという。
同署によると、モデルルームは米国のビンテージバーをイメージしてリフォームされ、7月16日午後1時から公開していた。スタッフは常駐せず、内覧希望者には鍵の暗証番号を伝えていたという。
同署によると、男は内覧を終えた後、再び鍵を解除して部屋に入り、椅子などを運び出したとみられる。家具は自宅で使っていた。7月18日朝、スタッフが被害に気付き、防犯カメラの映像などから男が浮上したという。
<11/4(水) 18:00配信 神戸新聞NEXTより>
モデルルームやモデルハウスに内覧希望者として訪れ、その後一人で侵入し、中に置いている家具を盗むという手口です。
最近は家具付きの部屋なども増えていますから、その家具は犯罪者にとっては格好のターゲットになりそうです。
今回のような鍵を暗証番号で解錠するような部屋の場合、内覧希望者が疑われる可能性もあり、犯行を行うことはリスクがあります。
普通に鍵で解錠するような部屋の場合、内覧者だけに限りませんので侵入を疑う対象者が増え、捕まえるのがさらに難しくなります。
モデルルーム等にもよるでしょうが、スタッフが常駐しているとは限りませんから無人の時間帯の防犯対策や警備をどうするかがポイントです。
今回のように防犯カメラが設置されていればその映像から犯人につながるケースもあるでしょうが、犯人の映像が映っていても誰か特定できなければ逮捕することはできません。
そう考えると防犯カメラだけでは対策としては不十分なケースもありますのでプラスアルファの対策が必要になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年11月13日 14:45)