今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
花泥棒 防犯カメラが犯人捉えるも被害届は出さない・・・
今月9日、大阪市の会社から赤いシクラメンが盗まれた。防犯カメラが窃盗の瞬間を捉えていた。
午前1時ごろ、会社の敷地に現れた1人の人物。人気のない敷地で、一直線に向かったのは、たくさんの植木鉢が置かれた玄関だ。迷うことなく1つの植木鉢に手を伸ばすと、そのまま持ち去っていく。およそ15秒の出来事だった。
盗まれたのは赤いシクラメンで、ピンクのシクラメンとともに、この会社で今年1月から大事に育てられていたものだ。さらに、犯行直後、別のカメラには、同じ人物がシクラメンを荷台に乗せ、自転車を押す様子が映っていた。よく見ると、前のカゴにも植木が乗せられている。
被害を受けた会社の社長は「出社して、社員が毎日水をあげて大切に育てていた。(花が)ないぞって大騒ぎになった」と話す。別のカメラが捉えた映像には「うちの前に他の被害者がいるように見える。そこらへん軒並み(盗みに)いっているんでしょうね。常習犯の仕業かな」と語った。警察に相談はしたものの、捕まる可能性が低いことから被害届は出さなかったという。
「自分で買った花と、盗った花、そこに置けば色は一緒なんで。あとは本人のお気持ち次第じゃないですかね。枯らさないように咲かせてくれたらいいんですけど」
<3/12(金) 21:11配信 ABEMA TIMESより>
犯人が防犯カメラに映っているため警察に相談するも、捕まる可能性は低いと答えたことから被害届を出さなかったということですが、ということはこの犯人がこの窃盗事件で捕まる、罰せられることはないというでしょうか。
例えばこの犯人が別の窃盗事件で捕まり、事情聴取の中で別の事件への関与、つまり余罪があることを示した場合にのみ刑罰が重くなるなどの影響があるということでしょうか。
警察が捕まる可能性が低いと判断する理由は何でしょうか?
被害に遭ったのが植木鉢1つで少額だからか、防犯カメラに映った犯人の映像が不鮮明で特定できないからか、警察の人手が足りずこの程度の事件は捜査できないのか。
捕まる可能性が低いというのは警察にとっての本音のように思いますが、一般の市民目線からすると、正直がっかりした気持ちになります。
自分が被害者になった場合、警察からは必ず犯人を捕まえると言ってほしいわけではありませんが、そもそも真剣に捜査しようとは考えていないように感じます。
被害者にとっては大切な所有物が盗まれたわけです。
被害届を出さなければ加害者が捕まらないということになれば、単純に被害者が損をしただけになってしまいます。
被害者が損をしたり、不利であったり、逆に加害者が得をしたり、有利であったりする状況や仕組み、体制などは改善すべきではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2021年3月25日 14:04)