今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
勤務先の銀行から現金2300万円盗む
2021年1月、山梨県韮崎市の山梨中央銀行で、現金2300万円を盗んだとして窃盗の罪に問われている男の初公判が開かれ、検察は懲役3年6か月を求刑しました。
窃盗の罪に問われているのは、山梨県山梨市の無職の被告(32)です。
起訴状などによりますと、被告は、2021年1月、勤務先の山梨中央銀行韮崎支店で、現金2300万円を盗んだとされています。
4月13日の初公判で、被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察は「マンション購入のためという動機は安易で身勝手。顧客の依頼を装い、金を用意させるなど銀行員として悪質」として、懲役3年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は「計画性が認められない」などとして、執行猶予付きの判決を主張しています。
判決は5月11日に言い渡されます。
<4/13(火) 19:25配信 UTYテレビ山梨より>
金融機関の社員教育、社内教育において、社員の皆さんは、職務上、大金を盗み出すことができる環境にはあるが、一時的に盗み出すことができたとしても、ほぼ100%の確率で犯行は明るみになり、結果としては職を失い、刑務所に入れられるということを徹底すべきだと思います。
他の業種の場合、2300万円もの大金が盗まれ、結果として誰が盗んだかが分からない、犯人が捕まらなかったという結果はあり得るかもしれませんが、銀行などの金融機関ではそのようなことはあり得ないように思います。
昔は1円でも金額の差異がある場合、行員が徹底的に調査し、差異がなくなるまで誰も帰れない、というようなことが言われていましたが、今はどうなのでしょうか?
そんな極端なことはやっていないかもしれませんが、当時と比べると防犯カメラの性能が格段に上がり、そして設置台数も増えています。
その防犯カメラの監視の目をかいくぐって内部犯行での窃盗という手口が成功するとは到底思えません。
防犯カメラの映像を検証すれば、その時は盗み出せても誰が盗んだかはすぐに判明します。
勤務先に防犯カメラが多数設置されていると圧迫感があり、監視されているようで嫌だと感じる人もいるかもしれませんが、見られていることで犯罪を犯そうという気はなくなるように思います。
それは結果として経営者のメリットにもなりますし、社員にとっても犯罪者にならなくて済むというメリットにもなると言えないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2021年5月13日 15:30)