今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
放火抑止に効果 商店街の街灯にセンサー
年々増加傾向になる放火対策として、埼玉県川口市の商店街・住宅街などは屋外用炎センサーを取り付けました。
これは、総務省消防庁から川口市が大阪市、春日井市とともに放火対策モデル地区に選定されたためで、放火に対して機器の有効性や効果を、対象地域の商店街や町会の協力を得て来年3月まで検証するということです。
川口市は6月に屋外用炎センサー8基を設置しましたが、設置後、抑止効果の表れかアラームは一度も鳴っていないそうです。
今回設置された屋外用炎センサーは、約10メートルの距離で0.8メートルから1メートルの高さの炎を検知、アラームで付近に知らせるとともに無線で受信装置のブザーを鳴らす仕組みのようです。
このシステムで誤作動が起きるかなどが調査の対象になっています。
また、川口市がモデル地区に選ばれたのにはもちろん理由があります。
ここは過去3年間の放火発生件数が多い為で、昨年1年間に発生した火災・225件のうち、放火(放火の疑いがある火災も含む)が95件と全体の42%を占めており、都市型火災の特徴が顕著である、というデータが出ているようです。
ちなみに、都道府県別の放火発生の割合は平均で21%ということですから、この地区の放火率がいかに高いかが分かります。
この試みで放火が減少し、一層住み良い町になることを願うばかりです。
投稿者: スタッフ (2007年7月17日 10:36)