今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ヤクルト、ソフトバンク選手も被害 清掃員が野球用品窃盗
プロ野球・ソフトバンクホークスの本拠地「ペイペイドーム」で和田毅投手のグラブを盗んだとして窃盗罪で起訴された清掃員の男(23)=福岡県糸島市=の公判が29日、福岡地裁であり、検察側は東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手ら3選手の打撃用手袋などを盗んだとする窃盗罪で追起訴していたことを明らかにした。
被害に遭ったのは他にソフトバンクの千賀滉大投手と今宮健太内野手。
被告は公判で「お金が欲しくてやった」と認めた。
冒頭陳述などによると、被告は施設内の清掃を担当する業者として出入り。
盗んだものをスポーツ用品店に売却し、1千万円以上を得たという。
<11/29(月) 19:20配信 共同通信より>
ドームや球場の更衣室がどのようになっているか分かりませんが、プロ野球選手以外も施設として借りられるでしょうから、一般の人も利用できる施設環境なのでしょうか。
施錠できる選手専用のロッカーなどがありそうですが、更衣室内の清掃は必要ですし、清掃員の自由な往来を防ぐと業務に支障をきたすでしょう。
プロ野球選手からすれば、ある程度相手を信頼して清掃をお願いするようなものですから、信頼を損なう非常に重要な事件とも言えます。
また、これまでにスポーツ用品店で1千万円以上も売却していたということですが、一般の人が有名選手の用品を売却しに来ること自体が不自然です。
ファンがサインをもらってそれが価値が出たから売るという単発の取引なら分かりますが、同じ店で複数回取引を行おうとする場合、その入手方法が違法ではないかと疑うのが当然です。
同じスポーツ用品店は使わず、毎回異なる店を選んでいたなら、疑うことは難しいでしょうが、1千万円以上ですから、おそらくそうではないでしょう。
盗品かもしれない、怪しいと感じながらも引き取っていたならスポーツ用品店にも責任があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2021年12月 3日 12:57)