今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
韓国 チキンの配達員が1ピース盗んで食べる
韓国で、デリバリー配達員がチキンの手羽部分を抜き取り食べていた事実を明らかにしたネットユーザーの話が話題を集めている。
去る14日、ネットユーザーAさんはあるオンラインコミュニティに「チキンが抜き取られていたことを検挙した」というタイトルの文を掲載した。
デリバリー注文をしたチキンから、奇妙なことを発見したと明らかにしたAさんは「袋が一度開けてから閉じたように伸びていて、揚げたばかりなので冷たいはずがないのに、ボックスが冷たかった。この時から奇妙さを感知した」と明らかにした。
続いて、チキンのピースをそろえた写真を一緒に掲載したAさんは「手羽が一つ。誰が見てもわかることなのに、なぜ減っているのか。すぐ払い戻し処理」と不快な心境を表わした。
またチキンメーカー側が「申し訳ございません。われわれの配達代行が、お腹が空いたこともあり、誤ったことをしてしまった。二度とこのようなことないように注意する。チキンの代金はお返しする」と送った文章も一緒に公開した。
これにAさんは「それでも販売店の対処はよかった」と配達員の責任を強調したりもした。
該当の投稿を見た人たちは「お腹が空いたら他人のものを盗んで食べてもいいか」、「チキンのピースを数えて合わせたこともすごい」、「誤って食べてもいいのか」、「窃盗と変わらない」、「店主も被害者」など多様な反応を見せた。
一方、配達員が食べ物を傷つけたり食べたりするのを防ぐため、店主は包装された配達容器の表側に貼付する「安心ステッカー」などの方案を模索中だ。
<12/15(水) 23:52配信 WoW!Koreaより>
店や店舗に侵入して物を盗む手口に比べると、配達中に一部抜き取って盗む(食べる)手口はかわいいように見えます。
しかし、今から自分が食べようと思っている食品を、先に配達員が外で触って食べている光景を想像すると、決して気持ちの良いものではありません。
また、コロナ禍の状況を考えると、もし、配達員が感染していたら、ウイルスを拡散する無責任な行為とも言えます。
被害者は商品を食べた配達員に対しては今も怒りを感じているでしょうが、商品販売店の対処はよかったと評価しています。
この投稿や記事を見た他の多くの人もそのように感じているのではないでしょうか。
実際のところは分かりませんが、配達員の行為や責任の方に注目されており、この販売店に対する批判は少ないような気がします。
これは事故や不祥事を起こした際の販売店、メーカーの対処は、迅速、かつ謙虚な姿勢で臨むことの重要性を物語っています。
記者会見で経営者や政治家が記者から厳しい追及を受けるあまり、自分には非がないような発言や開き直った態度をすることは、実際の事故や不祥事を超えるほどの大きなマイナスイメージを与える恐れがあります。
それらのマイナスイメージを払拭するには多くの時間を要することもありますから注意が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2021年12月17日 15:07)