今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
時間泥棒 他人の時間を奪っていませんか?
日本の鉄道は時間に正確だと言われる。駅員が遅刻をしてしまったらどうなるのか。元JR職員の男性は「鉄道業界では、安全以上に時間管理が厳しく求められている。私は8分遅刻をした結果、ほぼ全員が合格する昇進試験に落ちてしまった」という――。
■駅の仕事で一番大切なこと
駅に配属になった初日。助役からこんな質問をされた。
「駅の仕事で一番大切なことは何だと思う?」
「えっと、何よりも安全を大事にすることですか?」
鉄道の仕事は安全第一。研修中も口酸っぱく叩きこまれたので正解だろう。
「そうだな、それもそうだが、まず時間通りに朝9時に出勤すること。そして泊まり勤務の朝も時間通りに起きることだ。それ以外のミスは大抵何とかなる」
なんと、時間管理だった。
もちろん安全を軽視して良いということではない。駅員が乗客の安全に直接関わるのは駅のホームで作業をするときがメインである。ホーム上で何か異常を認め、列車の運行に少しでも支障があると判断したら列車を止める手配をする。
しかし、小規模な駅だとホーム上で列車の看視は行わないため、「安全を守る」という場面はどうしても少ない。そうなると、安全以外の項目で一番大切なことは時間管理なのだと教わった。
交代制の勤務なので、遅刻すると前任者が帰ることができない。それだけなら前任者が残業すれば良いが、泊まり勤務で初電担当の日に起きれないとどうなるか。
「駅員 寝坊」で検索してほしい。「駅員が寝坊して駅のシャッターが閉まりっぱなしに。乗客○○名が始発電車に乗れず」という記事が何件も出てくるだろう。
そう、寝坊しただけで報道されてしまい、その不名誉な記録はいつまでもネットの海に残るのである。
会社員の場合、故意に犯罪行為をするくらいのことをしないと報道されないだろう。ただ、寝坊に関しては故意ではなく過失である。
<7/13(水) 10:17配信 プレジデントオンラインより一部抜粋>
「8分遅刻しただけで昇進が消えた」うっかり寝坊しただけで大きな代償を受ける鉄道の駅員さん。
時間管理の厳しさが分かる記事です。
自分が時間に遅れることで、多くの乗客の時間を盗む、奪うことになってしまうため、遅れることを厳禁にしているのでしょう。
正直な感想を言いますと、少し羨ましいと感じてしまいました。
時間に厳しいということは、当然ですが、遅刻する人も少なく、周囲の人が時間通りに行動するのが多いということでしょうか。
お恥ずかしい話ですが、当社のある部署ではそこまで時間管理が厳しくありません。
出社時間で分けると、始業時間の2時間前に来る人(早過ぎです)、50分前~1時間前に来る人(私はここです)、15分~20分前に来る人(ここが一番多い)、5分~10分前に来る人に分かれています。
早く来る人と遅く来る人に分かれており、中間の30分ぐらい前に来る人がいない状況です。
早く来ても、遅く来ても、どちらも会社の評価は変わりません。
外出や出張先で集合時間に遅れたことを笑い話、まるで自慢話のように話している様子を見ると悲しくなります。
電車の遅延等で遅刻することはあると思いますが、遅れても悪びれる様子がない人が多いことに驚きます。
また、始業時間、就業時間は守られていますが、就業時間中に業務以外のことをしている人もチラホラ・・・。
それに気づいても注意する様子はありません。(残念ながら私もその一人です・・・)
時間厳守や業務時間中の私語などに関して、厳しすぎるのは息が詰まりますが、甘すぎる、緩すぎるのもどうかと思います。
私と同じように感じている人もいますが、部署内では少数派のため、甘すぎる、緩すぎる多数派にモヤモヤしています。
時間に厳しいというのは社会人として当たり前のことと思っていましたが、すでにその考えが古いのでしょうか。
朝礼の時にくだらない話を発表すると、人の時間を無駄にするな、と当時の上司に注意を受けたことがあります。
自分の時間も、他人の時間も奪うことは、決して善い行いではないと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年8月19日 14:46)