今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯カメラのない女性用脱衣所が狙われる 自作の合鍵使ってカード窃盗
温浴施設の脱衣所のロッカーからクレジットカードを盗んだとして、警視庁は、中国籍の女(47)と日本人の54歳と49歳の男2人の計3人を窃盗容疑で逮捕し、12日発表した。
同庁は、3人が防犯カメラのない女性用の脱衣所を狙って自作の合鍵でロッカーを開けていたとみて調べている。
国際犯罪対策課によると、3人は共謀して8月20日午後7時15分~同8時45分ごろ、東京都内の温浴施設の女性用の脱衣所で、ロッカー内にあったクレジットカード計5枚を盗んだ疑いがある。
女は自作した合鍵一つで複数のロッカーを開けていたという。男2人は女の送迎役だったとみられる。
また同課は、このカードとは別に3人が盗んだとみられるカードを使い、石川県内のドラッグストアで錠剤など計10点(販売価格計1万7720円)を購入したとして、別の日本人の56歳と47歳の男2人も12日までに詐欺容疑で逮捕した。
同課は今回逮捕した計5人の関係先から計13枚のクレジットカードを押収。5人が盗みをするグループとカードを不正利用するグループに分かれ、1億円以上の不正な買い物を繰り返していたとみている。
同課はいずれの認否も明らかにしていない。
<10/12(水) 18:00配信 朝日新聞デジタルより>
男性用・女性用問わず脱衣場や更衣室の中に防犯カメラを設置することは、盗撮やプライバシー侵害、映像流出の危険性を考えると難しいかもしれません。
しかし、出入口付近に設置し、盗難事件等が発生した際、犯行時間に出入した者の顔が確認できるようにすべきでしょう。
ここ二十年ほどの間に、一般の人の中で防犯カメラに対する不信感や嫌悪感はかなり減っていると思います。
カメラの存在は盗撮などの悪いイメージではなく、犯罪の抑止力に役立つという良いイメージを持っている人が多いでしょう。
何か事件が発生すれば、まず現場に防犯カメラが設置されていたかが注目され、そして存在すれば犯人が映っていないかが警察の捜査における重要なポイントとなります。
防犯カメラへの依存度が高まっていますが、カメラがあるから全ての犯罪に対して安心という油断も禁物です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2022年11月11日 11:17)
