今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
カラオケバーの高級マイク盗難
12月19日、東京・亀戸のカラオケバー「バーアタオカ」にやってきた2人組み。気持ちよさそうに歌い、歌い終わってもマイクを離そうとしない。
デュエット曲が流れ、仲間から歌うように促される。ところがこの直後、思わぬ行動に出た。
歌う代わりに、従業員がモニターを見ているすきに、上着の内ポケットにマイクをしまったのだ。
そして、「お連れさんお帰りになりましたよ」と店員に声をかけられると、そのまま店を後にした。
1本3万円の高級マイクの窃盗 転売目的か?
持ち去られたのはプロが使うような"高級マイク"。値段は1本3万円。マスクをしたままでもカラオケを楽しめるようにと店が購入したもの。
マイクだけでは使い道がないはずだが、店のオーナーは「転売目的でしょうね」と(持ち去った理由を)推測する。店によると、フリマサイトでは定価以上で出品されることもあるという。
店はすぐには画像を公開せず、返しに来ることを待ち続けた。
バーアタオカ オーナー:
従業員の子が「このお店から窃盗犯を出したくない」ということで。(本当は)悪いことしたらごめんの一言。それで済ませたいんですよね。
しかし音沙汰なし。22日にやむなく警察に被害届を提出した。
(「イット!」12月23日放送分より)
<2022/12/23(金) 18:33配信 FNNプライムオンラインより>
今回盗難被害に遭ってしまったカラオケバーだけでなく、一般的なカラオケボックスでもマイクやカラオケセットなどの盗難被害は心配です。
店員が精算後、マイクなどの備品が盗まれたり、壊されたりしていないかを都度確認していたら、加害者である利用客に指摘し、損害賠償請求などできるかもしれませんが、混雑時などはそこまでのチェックが到底できません。
また、最初から壊れていたなどと主張されれば、真偽を確かめようがありません。
外部からの侵入者対策だけでなく、内部(利用客、従業員、出入り業者)の犯罪防止策も必要だと言えるでしょう。
防犯カメラによる映像の記録や音声の録音など、万が一のトラブル発生時に自分や会社の身を守るための自衛策が必要です。
犯罪者だけでなく、一般人のクレーマーもより悪質になっています。
残念ですが人の善意に頼るだけでは自分の身が守ることが難しいと言えるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年2月10日 11:26)