今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
にらみを利かす存在
犯罪者ににらみを利かすと言えば、セキュリティシステムや防犯カメラの存在です。
一昔前なら番犬が玄関付近を警戒し、不審者を見つけたら吠えて追い払う役目を負っていましたが、いまやペットは室内で飼う時代になりました。
会社で言えば、にらみを利かすことができる存在は貴重です。
経験や知識が豊富で、交友関係の広さがなければなりません。
社内でも社外でも、あの人が居るから安心、あの人の目があるから注意が必要など様々な効果があります。
そのような存在に対して、重鎮、守護神的な正のイメージと、逆に、周囲に緊張感を与える、相手に厳しいなど負のイメージを持つ場合もあるでしょう。
3月に弊社のある社員が定年退職を迎えました。
来年設立40周年を迎える弊社では、二人目の定年退職者となりました。
一人目は先々代の社長でしたので、一般社員では初の定年退職者です。
実質的には初の退職者なので、まだ実感はありません。
(居なくなったことで)悲しんでいる同僚、逆に喜んでいる同僚、それぞれ悲喜こもごもでしょう。
個人的にはにらみを利かすことができる貴重な存在を失ったことで、会社としての戦力はダウンしたと考えています。
雰囲気が良くなる、楽になるという正のイメージよりも、怠ける者が増える、管理が甘くなるという負のイメージ(緩くなる)の方が強いです。
仮に暴走する人が出てきても、それを止める人が居ないと、間違った方向、おかしな方向に進んでしまう気がしています。
代りになりそうな存在もおらず、今後が心配です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年4月14日 09:12)