今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
長野県内の学校 防犯カメラの設置率は?
長野市の小学校に防犯カメラ1台が贈られました。
長野市の篠ノ井東小学校には、防犯カメラ1台やモニターなどの一式が贈られ、宮澤俊樹(みやざわ・としき)校長に目録が手渡されました。
防犯カメラの寄贈は、大手飲料メーカーの社会貢献事業の一環で、賛同した企業がこの会社の自動販売機を設置し、飲料の売り上げの一部をカメラの購入費に充てる仕組みです。
(宮澤校長)
「学校は安心安全でなければならないということを非常に思っております。防犯カメラの設置というのは、犯罪抑止につながるとてもありがたいことだなと思っております」
長野県内の学校には、どのくらい防犯カメラが設置されているのでしょうか。
県教委のまとめによりますと、県内の学校の防犯カメラの設置率は、2022年5月の時点で小学校が全体の38.1%、中学校は35.6%でした。
2008年に比べると小学校は2倍弱、中学校は2.5倍に増えています。
3月1日には埼玉県戸田市の中学校に刃物を持った高校生の少年が侵入し、男性教員に重傷を負わせる事件が起きています。
プライバシーへの配慮など適切な運用が必要ですが、防犯カメラには犯罪抑止や捜査で一定の効果が期待されます。
その一方で、実際に侵入があった場合に子どもたちや教職員の安全をどう守るかという視点での防犯対策も求められています。
<3/7(火) 19:31配信 SBC信越放送より>
長野県内の学校における防犯カメラの設置率ですが、小学校が38.1%、中学校は35.6%ということです。
この数字が高いか、低いかは何とも言えませんが(個人的には意外に高いと思いました)、長野県教育員会のまとめた数字のようです。
所属する機関や組織の指示がなければ、情報として出さないでしょうし、それをまとめるところがなければ知り得ない情報です。
このような数字は他の都道府県の教育員会でもまとめ、そして共有し、公開することで、設置率を高めることにつながるのではないでしょうか。
学校の卒業生が自分の故郷の県の設置率が低いことを知ったら、自分が通っていた母校に寄付する者が出てきても不思議ではありません。
一度設置したら終わりではなく、保守費用や破損時の修理費用、古くなったら新しいものへの交換費用など、継続してお金の掛かるものです。
卒業生有志でお金を簡単に出せる仕組みや寄付できる制度があれば、もっと普及させることができるように思います。
クラウドファンディングのような方法でも資金は集まりそうですが、リーダーシップをとってまとめる人はなかなかいません。(手間が掛かりますし)
仕組み(枠組み)だけを用意し、あとは簡単に運用できれば、多くの人から賛同を得られる取り組みができそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年4月21日 10:00)