今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
コインランドリーの精算機 電動工具で破壊を試みるも失敗
コインランドリーの防犯カメラ映像。
上下黒の服を着た人物が、精算機の前に立った次の瞬間...。
電動工具を使い、精算機を破壊し始めた。
売上金を狙ったとみられる犯行。
事件は21日、愛知・豊橋市のコインランドリーで起きた。
21日午前3時45分ごろ、誰もいない店内に目出し帽をかぶり、上下黒の服を着た人物が現れる。
そして、持っていたバールのようなものを使い、精算機をこじ開け始める。
そこに、仲間とみられる白っぽい作業着姿の人物が現れ、何かを渡す。
手渡したのは、金属の切断などに使われる「ディスクグラインダー」と呼ばれる電動工具とみられる。
そして...
中の現金を狙っているのか、現金投入口付近を切断し始めた。
店内には、ごう音が響き、大量の火花が散っている。
しばらくすると、電動工具でつけた切れ目にバールのようなものを差し込み、力任せに壊そうとする。
しかし、このあと事態が一変する。
何かに気づいた作業着の人物が、叫びながら外へ。
黒い服の人物は残って破壊を続けるが、2人組は、通行人に犯行を目撃されたため、何も取らず去っていった。
被害に遭った店舗を取材すると、精算機の現金投入口付近に、2人組によってつけられた破壊の跡がくっきりと残っていた。
店のオーナーは、被害について、「ここを外して中からお金を取ろうと思ったんだろうけど...。おそらく全部買い換える形になると思う。(金額は)300万円くらいの機械になります。なんでわざわざこんなことするのかな、悲しくなりますね。許せないです」と説明する。
警察は、窃盗未遂事件として、2人組の行方を追っている。
<5/23(火) 19:17配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)より>
現金の盗難被害、被害金額を抑えるために、出来るだけ現地に現金を置かないという対策は簡単に行うことができます。
泥棒からしても盗む現金がなければ盗みようがありません。
そのためにもキャッシュレス化は効果的な対策の一つです。
個人的な意見ですが、
PayPayなどのキャッシュレス決済を利用したことはありますし、便利なことは分かっているのですが、こまめなチャージが面倒に感じます。
銀行口座との連携もできるようですが、その場合使いすぎてしまうことも心配で、なかなか現金から全て切り替えるということには至っていません。
若い世代にとっては、スマホもキャッシュレス決済も物心ついた時から存在しており、使うことは当たり前になっているでしょう。
今後、若い世代が中心となれば、今よりキャッシュレス化は広く浸透することでしょう。
逆に現金しか使えないところは、今後取り残されてしまい、潜在顧客を失う恐れがあります。(AirペイのCM「じゃあいいですぅ」のように)
また、今回の窃盗事件のように現金は盗まれなくても精算機が壊されることによって、機械の修理代、交換費用が掛かることもあり得ます。(300万円の機械が壊されていますから、現金を盗まれた方が安く済んだかもしれません)
機械が購入したものであれば、保険に入っていなければ被害者の自己負担になりますし、リース物件ならリース会社が入っている保険で直すことができるかもしれません。
盗難被害だけでなく、破損被害も想定した上での対策が必要になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年8月 4日 09:42)