今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
山口 漁師の少年ら魚群探知機盗み逮捕
漁港に泊まっている船から、魚群探知機などを盗んだ疑いで、山口県警柳井署は5月31日、柳井市の漁師の少年(17)と、高校生の少年(17)の2人を、窃盗の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、2人は先月5月2日午後6時ごろから翌3日午前8時半ごろまでの間、柳井市内の漁港に泊まっている釣り船から、魚群探知機や釣り具など約80点を盗んだ疑いが持たれています。
釣り船は柳井市の会社員男性(49)が趣味の釣り目的で所有しているもので、男性からの通報で判明しました。警察は認否について「捜査に支障があるとして、明らかにしていません。
<6/1(木) 10:54配信 tysテレビ山口より>
魚群探知機を求めるのは、船を所有している人、釣りや漁に関わる人などそれほど多くないため、ネット等を利用しない限り、買取先や転売先は限られそうです。
機械がロットナンバーや製造番号等でしっかり管理されていれば転売しにくくなり、持ち込まれた盗品の番号から犯人特定にもつながるかもしれません。
ただ、金属ですから、専門業者などの手によって部品単位にまで細かくばらされてしまうと、転売しやすくなり、足もつきにくくなります。
漁港などに停めている船に対する防犯対策が難しいことは容易に想像できます。
船自体が盗まれないようにすることはもちろんですが、船内への立ち入りを禁じる対策、備品や機械類(今回のような魚群探知機や無線機など)の盗難対策も必要です。
また、雨、風、塩害等もあり、電源供給の問題もあるため、通常の環境よりも厳しくなることが予想されます。
単純にセンサーや防犯カメラをつければ良いというものではないので難しいのが現状です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2023年8月 9日 09:19)