今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
金の高騰 展示会での出品には注意
■GW中の"黄金展"警備を強化
ゴールデンウィークに開催されている黄金展。警備が強化されています。
金の龍に金のサッカーボール、金のお鈴(りん)まで、すべてが金で輝いています。今、開催されている「三越の大黄金展」。
来場者
「とにかく一十百千万と数えるのが大変。高価なものを見ると、うわ~すごいな」
ずらりと並ぶ金製品のなかで今回、注目を集めているのが「金の茶碗」です。実は「金の茶碗」。今月11日、東京・日本橋高島屋での大黄金展でおよそ1000万円の純金茶碗が盗まれる窃盗事件が発生。この時、盗まれたものと"同じ型"の黄金茶碗が展示されているのです。
実は、札幌三越の大黄金展では、過去に黄金が盗まれたことも。盗まれたのは「お鈴」。当時、およそ530万円。東京での窃盗事件も受けて、会場では警備員や防犯カメラを増やすなどの対策が取られています。
<4/29(月) 18:23配信 テレビ朝日系(ANN)より>
金の高騰に伴い、展示会に出品される金関連商品の盗難が心配されています。
展示会という不特定多数の人が集まる特殊な状況を考えると、警備員による「人の目」の監視だけでは不充分ですし、同様に防犯カメラによる「機械の目」の監視だけでも不充分でしょう。
最低でも両方ともに必要で、さらには頑丈な展示ケースへの保管したり、個別の展示品を検知するセンサーを設置するなど、通常の警備体制よりも厳しくしなければなりません。
また、展示会場の営業終了後は展示品をどうするかも重要です。
無人の会場に翌日までそのまま置いておくのもどうかと思いますし、警備員が24時間監視するのか、または別の場所に移動するのかなど様々なケースを想定しなければなりません。
金は銀やプラチナなどの他の金属と比べると、細工や加工のしやすい金属として知られています。
盗んだ後に溶かして別の形に加工されてしまえば、それが盗まれた物だと証明することは難しいように思います。
それだけにダイヤモンドなどの希少石よりも狙われる可能性が高いかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年5月 2日 14:50)