今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
[忍び込み」就寝中に住居に侵入、就寝中にバックを盗み、頭部殴り逃走
泥棒(窃盗)にはいろいろな手口がありますが、「空き巣狙い」と「忍び込み」の2つは一般家庭を狙う泥棒の2大手口ともいえるものです。
「空き巣狙い」は家人が外出中に侵入するのに対し、「忍び込み」は家人が家に居るにも係わらず侵入するというもので、家に人が居るのに侵入する分、「忍び込み」の方が、泥棒にとっても家族にとってもリスクがある手口といえます。
というのも、犯行最中に「ばったり出くわす」という可能性があるからです。
「忍び込み」の多くは深夜、家族がぐっすりと眠っている時間帯を狙いますが、眠りの浅い人もいればちょっとした物音にもすぎに起きる人もいる・・・ということで、運悪く目がさめてしまい、泥棒の犯行に気付くことになり、泥棒と出くわし、「居直り強盗」に泥棒が変わる・・ということも少なくありません。
28日午前2時半ごろ、宮崎県串間市市木の自営業(57)方に何者かが侵入し、居間にあったバッグ二つ(現金計数万円入り)を取り、隣の部屋で寝ていた長女(28)の頭部をいきなり石で殴りつけて逃走しました。長女は「若い男だった」と話しており、窃盗と傷害の疑いで行方を追っています。長女は頭を数針縫うけが。ほかに5人が寝ていたが、けがなどはありませんでした。
頭をいきなり石で殴るというのも非常に荒っぽいですが、泥棒の57.2%が武器を持っています。特に外国人が混じる窃盗団になると武器の扱いにも慣れており、出くわすと非常に危険です。
今回、頭に怪我をした長女の方は運が悪く目がさめたために被害に遭いましたが、命まで奪われなかったことを逆に運が良かったと思うべきかもしれません。
それほど、「家の中に入られる」ということは家族の命を危険にさらしているということを認識する必要があります。
今回盗まれたのも数万円入りのバックでした。「お金を置いていないから入られない」と多くの人は考え、勝手に安心しているといっても過言ではありません。ところが実際には数万円、数千円といった金額の被害も多いのです。
「入りやすい家を狙う」泥棒にとっては、まずは自分の安全性、容易性を重視して犯行対象を選びます。数万円でも外国人の場合には年収に値する場合もあるのです。
やはり「泥棒に狙わせない」「家の中に入れさせない」といった防犯 対策を行うことが必要です。
投稿者: スタッフ (2007年7月30日 10:16)
