今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯も、危機管理も考え方が重要
1日米ミネアポリスで起きた橋の崩落事故のショッキングな映像は、映画の一コマのように現実のものとは信じられないような悪夢でした。まだ多くの人が車の中に閉じ込められたままのようで、今後被害者数はますます増のえるものと思われます。
米国都市基盤の意外なもろさを露呈したといえます。事故のあった橋は、建設から約40年が経過しており、路面の修理作業が行われていましたが、事故との因果関係ははっきりしていません。
専門家からは「建設から40年程度で橋が崩壊するとは考えられない」との指摘もあり、橋の構造自体に問題があった可能性もあるとのことです。
米国では7月にも、ニューヨーク・マンハッタンの中心部で、地中の蒸気管が破裂し近くの変圧器が爆発、1人が死亡、消防士を含めて20人以上が重軽傷を負う事故があったばかりでした。
この事故では、設置から80年以上経過した施設の老朽化が原因の一つとみられています。
また、03年に米国とカナダで発生した大停電の際にも、送電設備の老朽化が原因として指摘されたほか、05年にハリケーン・カトリーナが米南部に甚大な被害を与えた際には、ルイジアナ州ニューオーリンズで被害の拡大を招いた堤防決壊の原因が、弱い地盤の上に堤防を築いた設計ミスとの指摘が出ていました。
このときには本当に多くの老人や病人、トラックなどで逃げることができなかった貧困層の人々が亡くなりました。
置き去りにされた病人や老人も多く、アメリカの暗部を見たという気がして、憤りを感じました。
いずれにしても「老朽化」「設計ミス」では済まされないほどの被害が発生しています。
「人災」という言葉だけでは済まされない被害です。根本的に「そういった被害が発生すること」が想定されていないことが原因ではないかと感じます。先日日本でも新潟で発生した地震では、自治体で保管していた薬などが期限切れであったことが分かり、あらためて「危機管理」の必要性を感じました。
「重大なリスクによる緊急事態は必ず起きる」ということを前提に、「想定予防型」で対策を考えることが重要です。
もちろん事後処理的な対策ではなく「被害発生を回避、被害最小化、再発防止、迅速回復」が重要なのは言うまでもありません。
これは「防犯」においても同じことです。犯罪が発生してからどんな対応をしても、すでに何らかの被害は発生しています。
実損害が発生してしまっているのです。
例えば「泥棒」の場合。侵入されてしまったら、窓ガラスが割られたり、扉が壊されたり・・といった実損害が発生します。
それでは遅いのではないでしょうか?
又、一般家庭であれば泥棒と鉢合わせする可能性もあり、家族の命が危険にさらされるのです。
やはり、「泥棒に狙わせない」、「侵入させない」といった「予防 防犯」が大切になってきます。
そのためには泥棒のことを知り、心理や手口を熟知し、泥棒に狙わせない=犯罪対象としないためにどうしたらいいのかを真剣に考え、防犯 対策を行うことが必要です。
私達が「防犯のプロ」に拘り、「犯罪者(泥棒)の心理や手口の分析」を行っているのはそういう理由からなのです。
投稿者: スタッフ (2007年8月 3日 11:17)
