今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
札幌 連続「空き巣」総額7010万円。
00年5月からの8年間で、留守の民家や事務所に窓ガラスを割って侵入するなどの手口で
計225件の窃盗を繰り返し、被害総額は約7010万円に上るとみられる札幌の泥棒。
同じ日に複数の空き巣を重ねたこともあるということです。
この泥棒は札幌市南区南沢2の3、無職男(46)。
調べでは、男は04年5月10日〜07年6月18日、市内の民家など5軒に侵入し、
現金など計約1530万円分を盗んだ疑い。「生活費や遊興費に充てていた」と容疑を認めているということです。。
「ガラス破り」は、一般事務所で48.8%、商店で40.9%、一戸建て住宅で44.4%、3階以下の共同住宅で47.9%、最も少ないのが4階以上の共同住宅で29.1%というほど、一番多い手口です。
ガラスを割ってそこから手を入れてクレセント錠前を解錠して侵入します。
ガラスを割るのにはドライバーなどを使用し、「3点破り」などと言われるような方法で割ります。
普通のガラスであれば数秒。大きな音がすると思われるかもしれませんが、
最近は夜間でも人声や物音がしたりしてもあまり干渉しないということが多いようです。
窓ガラスを強化する・・・防犯ガラスに変更というのはこれから新築されるなどにはお勧めですが、
既存建物というとちょっと大変かもしれません。その場合には「防犯フィルム」を貼るということで強化する方法があります。
しかし、泥棒は、「ガラス破り」だけをするのではありません。無施錠の場所からも侵入するし、
扉の錠前を「サムターン回り」で解錠したり、こじ開けたり・・・いろいろな手口を駆使して侵入してくるのです。
ガラスだけを強化したとしても安心ということにはなりません。
建物によっては狙われる場所、泥棒が好む場所があります。
防犯対策は一つの手口に対する対策だけでは不十分なのです。
やはり「泥棒に狙わせない」・・・見せる防犯、
「建物に侵入させない」・・・敷地や外周時点での防犯
が重要になってきます。
新しい手口なども熟知した防犯のプロにきちんと相談し、実際に「防犯診断」をして、
どこが狙われやすいかをきちんと把握してかた防犯対策されることをお勧めします。
空き巣に対する一戸建て住宅防犯対策
投稿者: スタッフ (2007年8月20日 11:11)