今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
吉本のタレントたむらけんじの「焼肉たむら」に空き巣
吉本興業所属のタレント、たむらけんじさん(34)が大阪市城東区で経営する焼肉店「炭火焼肉たむら」の事務所に空き巣が入り、現金13万円が盗まれていたことが25日、わかりました。
アルバイト店員が今月22日午後9時50分ごろ、店が入居しているマンション内にある事務所を訪れたところ、
玄関のドアが壊されているのを発見。
室内は荒らされ、従業員のロッカーから現金がなくなっていたということです。
同店は昨年12月に開業した人気店だそうです。
防犯システムがついていたかどうかは掲載されていた産経新聞記事からは判明しませんでしたが、
店舗や事務所に防犯システムがついていなかったとしたら、「たむらさん、脇が甘いぞ!!」というところです。
泥棒は何も対策をしていない店・事務所と、対策を万全にしている店・事務所があったら、
安全性・容易性を考えて、何も対策をしていない方を選びます。
もちろん警備会社のシステムや防犯システムがついていても泥棒に入られる場合もあります。
それはその設置されているシステムの弱点をついて、安全だと判断するから狙うわけです。
どんなシステムがどこについているのか、侵入した後どうなるのか、何分くらいで人が来るのか、
そういうことをそういった場所を狙う泥棒は知っているのです。
だから、泥棒には「見せる防犯」「隠す防犯」の両面で攻めることが防犯として重要です。
泥棒は、「その場での音と光の威嚇」というのを最も嫌がります(これは警察の犯罪予防4原則「目」「音」「光」「時間」にも入っています)。建物の中に入られる前に音と光で威嚇撃退するということは防犯面で重要なことです。その時の侵入検知用センサーやコントローラ、威嚇装置は見せては駄目です。
きちんと隠して、侵入者に知られないようにすることが重要です。「コントローラの音が威嚇」といっているシステムもありますが、
コントローラの位置を知らせることは非常に危険であるため、一般家庭以外では我々セキュリティのプロはお勧めしていません。
そして、そうした防犯システムがついていることを、「見せる防犯」として建物の外で知らしめる・・
それこそが最も防犯抑止効果が高いことなのです。
泥棒は下見をしますので、その時点で「なんかこの店・事務所はすごいぞ」と感じさせるわけです。
こういう風に犯罪者・泥棒の心理をきちんと把握し、それに働きかける防犯システムが効果があるのです。
その為にも、きちんと犯罪者の手口や心理に精通している防犯のプロ、防犯設備士や総合防犯設備士のいる防犯専門企業に
依頼することが重要です。
投稿者: スタッフ (2007年8月27日 09:43)