今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
金庫破り7人組 仲間割れ?で6人逮捕
福岡県警は6日、窃盗などの疑いで、福岡市の無職の男(21)ら6人を逮捕し、職業不詳の男(20)を指名手配したと発表しました。
県警は、金庫破りやひったくりなど裏付けの取れた8件を送検しました。
調べによると、粕屋町の会社役員宅の金庫から約2700万円を盗んだ後、グループは金を分配しましたが、
無職の男(21)は約1300万円を飲食や買春で3日で使い切り、職業不詳の男(20)のアパートから分けたばかりの200万円を盗んでいたということです。
山分けした金を仲間に盗まれた20歳の男(現在、指名手配中)が怒って、盗んだ6人を警察に通報した、
仲間割れによる逮捕というのは、読みすぎでしょうか?
グループは379件(被害総額約6050万円)の犯行を供述しています。
金庫は山中でバールなどでこじ開け、県内のダムに捨てていたということです。
侵入したその現場では金庫を開けず、その場から持ち去って後でこじ開けるという金庫盗ですが、金庫の運搬、逃走車の運転、などそれぞれの役割分担がきちんと決められていたのでしょう。
会社役員宅から2700万円もの大金が盗まれていることから、事前にターゲットを決めていたのかもしれません。
侵入警戒センサー等の防犯システム設置の有無、監視カメラ設置の有無、逃走経路の確保、家人の不在時間帯など、あらかじめ調べた上での犯行かもしれません。
逆に、しっかりとした防犯対策がとられている家は、このターゲットから外れて被害に遭わなかったということも考えられます。
投稿者: スタッフ (2007年9月 7日 11:45)