今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
闇の職安で仲間募り パチンコ店強盗2000万円
インターネットの「闇の職業安定所」で仲間を募りパチンコ店に強盗に入ろうとしたとして、強盗予備などの疑いで、大阪市淀川区の男(29)や会社員(27)ら、強盗グループとみられる3人が逮捕されました。
男は「『闇の職業安定所』で実行役を募り、川西市のパチンコ店を襲って2000万円を奪った」と供述しています。
大阪、兵庫両府県警は、連続強盗事件とみて他のメンバーの行方を追っています。
調べでは、男は8月22日夜、大阪市西区の駐車場でパチンコ店を襲う目的で牛刀や覆面を所持していた疑いです。
この際、数人で乗用車のナンバープレートを盗んだとされ、通行人の110番で駆け付けた警察官が窃盗容疑で会社員ら2人を逮捕しました。
男は逃走しましたが、会社員らの供述などから浮上し、9月中旬に逮捕されました。
川西市の強盗事件はパチンコ店で8月6日未明に発生しました。
覆面の男3人が押し入り、店員らを粘着テープで緊縛、売上金など1950万円を強奪しました。
「闇の職業安定所」は名古屋市で8月、同サイトで知り合った3人組が女性を拉致し、現金を奪って殺害するなど犯罪に利用されるケースが多く、問題になっています。
現在、「闇の職業安定所」はこの事件を受けて閉鎖されています。
警察もこのようなサイトに注目し、マークしているようですが、一見すると単なる趣味のサイトに見えるものが実は偽装されたアングラサイトである場合もあるようです。
隠語を用いたり、暗号を用いたりすれば第三者からは何のことか分かりません。
この場合、広く人を集めることは厳しいですが、少なくとも全くの素人が入り込まない分だけ犯罪者側には安心だということです。
このようなサイトを監視するのは非常に難しいことだと思いますが、すでに犯罪に結びつく事件が発生していることから、管理者を含めて何らかの対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2007年9月22日 11:26)