今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
全国でこんな銅製品も被害を受けています。
銅価格の高騰の影響で、全国で銅製品の盗難被害が止まりません。
静岡県では、17日午後1時10分ごろ、南部町十島の金属製造業「日本軽金属株式会社」の富士川第一発電所で、廃材置き場にあった長さ1・5メートル、直径13センチ、重さ10キロの銅線8本(計1万4000円相当)(発電所のコイルとして使用していたもの)を軽トラックに積み込んでいるところを男性従業員が発見し、逮捕。「売ってお金にしたかった」と供述しています。
又、長崎県では16日、唐津市鎮西町申浦の海岸に設置してあったステンレス製の防潮扉3枚が15日までに盗まれました。扉は幅1メートル高さ80センチのものが2枚、幅3メートル高さ90センチのものが1枚。設置場所は約600メートルの範囲内という。被害額は計約170万円。防潮扉の盗難は愛媛県などでも報告されているます。
茨城県では17日午前7時45分ごろ、下妻市樋橋の樋橋公民館敷地内で敷地内にあるはしご(高さ約5メートル)の上部に設置された銅製の半鐘1個(縦50センチ、直径40センチ、重さ約20キロ、10万円相当)が盗まれたことが判明しました。県内では常総、つくば、筑西市で半鐘が盗まれる事件が相次いでいます。
沖縄では電照菊畑より電照用銅線が相次いで盗まれ、農家を悩ませています。
2,3日電気が消えると菊は成長不足になり出荷できません。銅線の被害に加えて、出荷できない菊の被害が数百万円以上になっています。
銅の高騰を背景に、このように全国で銅窃盗団が暗躍しています。
この犯罪の特徴は、常に人がいない山林や海岸、発電所、畑などで被害に遭っていることです。
被害対象が広域であり、パトロールもままならず、セキュリティシステムを設置するにも対象が広大すぎるものも多いです。
ただ、ビニールハウスや資材置き場など特定の場所を限定される場合には、セキュリティシステムの設置をお勧めいたします。
敷地内に入れさせない、建物内に入れさせない・・そのための抑止力にポイントを置いた防犯対策が効果があります。
投稿者: スタッフ (2007年2月19日 10:05)