今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
児童グッズフェチ? 200点盗難
東京都清瀬市の小学校からリコーダーなどを盗んだとして、窃盗容疑で無職の男(35)が逮捕されました。
男の自宅を警視庁田無署の捜査員が捜索したところ、リコーダーのほかにハーモニカやランドセルなど、200点を超える児童の持ち物が発見されました。
捜査員も絶句した“児童グッズフェチ”の素顔とは・・・。
調べでは、男は今月14日、西東京市内で自転車に乗っていたところを田無署員に職務質問されました。
リュックの中に、リコーダーとハーモニカがあったため、入手先を追及すると、小学校に侵入し、盗んだことを認めたため逮捕されました。
4月18日午後5時ごろ、清瀬市内の小学校に侵入し、リコーダーやハーモニカなど3点を盗んだ疑いです。
その後の家宅捜索で、男の部屋の押し入れなどから鍵盤(けんばん)ハーモニカ114点、リコーダー100本、女児用の赤のランドセル41個、ハーモニカ18本など200点以上が発見されました。
男は「児童の持っている物に興味があった」などと供述しています。
男は自転車に乗り、周辺の小学校を物色。課外授業などで生徒たちがいなくなったスキを見計らって、女子児童の持ち物を中心に盗んだと見られています。
被害に遭った小学校の校長によると、女子児童3人の物が無くなっており、男子児童は被害を受けていないということです。
学校では出入口付近に4台の防犯カメラを設置していますが、不審者は確認されていなかったということです。
周辺住民によると、男は半袖、半ズボンで、青くなる程の丸刈り姿で自宅周辺をうろつく姿が目撃されていました。
ある住民は「公園などで遊んでいる子供に、つばが欲しいと言って近寄ってくる不審な男がいた」とも話しています。
防犯カメラが4台設置されていましたが何も確認できなかったということなので、カメラの死角を狙って侵入したのか、もしくはカメラが設置されていない箇所から侵入したのでしょうか。
どちらにしても、防犯上の穴(欠点/弱点)をみつけて、その箇所から侵入を行ったということです。
事前の下見でどこが「穴」かを確認した上での犯行かもしれません。
防犯対策を行う上で重要なのは、このような防犯上の欠点や弱点をできるだけ無くすことです。
侵入者はこの欠点や弱点を巧みについてきます。
投稿者: スタッフ (2007年9月28日 09:38)