今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「蛇口を盗む男」金属盗?いいえ、「水を出しっぱなしにすると興奮するから」
「出しっ放しにすると興奮!放水フェチ男逮捕」
10月14日スポーツ報知の記事の見出しです。蛇口ばかりを盗んでいたということで、今流行の「金属盗難」で、再販目的かと思いきやそうではありませんでした。
あまりにもばかばかしい?犯罪者の心理をご紹介しましよう。
福岡県警の関連施設に忍び込み、浴室から蛇口を盗んだとして、窃盗などの疑いで新聞配達員の男が13日、逮捕されました。
犯行現場では、蛇口が取り外された水道から勢いよく水が出続けていたということです。
調べに対し男が語ったのが、犯行動機は「水を出しっ放しにすると興奮した」というもの。「水が勢いよく出るのを見るのが、うれしかった」とも語ったということです。
調べによると、同容疑者は9月中旬の深夜、福岡県苅田町にある北九州警察部機動警察隊小波瀬分駐所の事務所窓ガラスを割って侵入し、浴室の蛇口(時価500円相当)をドライバーで外し盗んだ疑いが持たれています。
分駐所は普段は人がおらず、窓ガラスが割れているのを発見した一般市民が通報。同署員が浴室内を確認したところ、浴槽の水道から激しく水が噴き出していました。
今回の現場と隣接する行橋市では9月から10月にかけて、公園や住宅、神社、公民館の屋外に設置された水道の蛇口が盗まれ、水が出しっ放しになる事件が相次いで発生しており、同署は関連を調べています。
今回の事件現場の水道からは1日に1〜1・5トン放出されるとみられ、どれだけの時間、水が出しっ放しになっていたかは捜査中ですが、浴槽の排水口は開いていたため、水浸しにはなりませんでした。 同署は男に水道代を請求する方針ということです。
警察でも常識では考えられないととまどっているようですが、最近ちょっと変わった理由の泥棒がいます。先日からも、生徒の上履きのにおいをかぎたいため上履きばかりを盗む泥棒や、体操服ばかりを盗む泥棒がいました。
窃盗を行う人間は、まじめに働いてお金を稼ぐということを放棄した特殊な人間ですが、こういうちょっと変わった思考の持ち主もいるようです。
放火などでは、「火を付け燃えるのを見るその刺激がたまらない」「人があわてるのが愉快」といった心理の放火犯もいます。
窃盗でも「窃盗癖」といって、窃盗犯行行為そのものの刺激がたまらず犯行を繰り返す窃盗犯もいます。
どちらにしても、反社会的な心理状態であることはたしかです。
投稿者: スタッフ (2007年10月15日 10:11)