今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
学校で、こんなものが盗まれている
最近学校に泥棒が入って、現金以外のちょっと変わったモノが盗まれています。
●高崎市金古町の明和県央高校(825人)の野球部部室からグラブやスパイクなど約30点が盗まれました。部室は6日午後8時ごろまで使用し、その後、鍵を閉めなかったということです。比較的新しい道具が盗まれていました。
●田辺市神子浜、東陽中学校で1日夕から3日昼にかけて、2年生98人分の上履きが盗まれました。同校は5月中旬から、校舎建て替え工事のため、校舎内に置いていた2年生の靴箱を校舎裏の屋外通路に移動していました。校舎内に侵入された形跡はありませんでした。
●東京都清瀬市の小学校からリコーダー、ハーモニカやランドセルなど、200点を超える児童の持ち物を盗んでいた泥棒が逮捕されました。
その他楽器や運動服、給食用食器なども盗まれた窃盗被害がありました。
もちろん、職員室の職員の机引き出しや金庫から現金、試験問題、パソコン、薬品なども盗まれています。
被害のニュースを見ると、施錠していない窓から侵入されたり、窓ガラスが割られて侵入されたりといったことが多く、ある泥棒は「学校は入りやすかった」と供述しています。
なぜこんなに簡単に侵入されているのでしょうか?
小学校への乱入、児童殺傷事件という痛ましい事件の後、多くの小学校で防犯監視カメラが導入され、門扉には侵入検知センサーがついたり、非常用押しボタン装置がついたり、警察への110番自動通報システムがついたりしました。弊社も数多くの小学校などにシステムを導入いたしました。
しかし、それらは昼間の防犯 対策。
夜間の防犯 対策に関して言えばまだまだ不十分だということがいえます。
そして、各校や市町村の取り組みを見ていますと予算ということも有りますが、今で十分だという認識があるようで少々残念に感じます。
京都府においても安心・安全まちづくりのため「公共施設等における防犯 指針」が現在作られてきています。
その中では通学路、学校、塾などの防犯 指針が作られています。
京都府 安心・安全まちづくりのため「公共施設等における防犯 指針」http://www.pref.kyoto.jp/anshin/1191476868802.html
多くの市町村で、少しでも前に防犯対策を進めていければと思います。
投稿者: スタッフ (2007年10月17日 11:40)