今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
榊原郁恵さんが車上荒らし被害
東京・世田谷の路上でタレントの榊原郁恵さん(48)=本名・渡辺郁恵=が車上荒らしに遭い、現金約6万円を盗まれる被害にあっていたことが17日 ニュースになっています。
調べでは、榊原さんは16日午後7時〜午後7時半にかけて、自宅近くの世田谷区給田の路上に乗用車を止めて友人宅を訪問している間に、助手席に置いてあった現金入りの手提げバッグを盗まれました。車の窓は開けたままにしていたということです。
榊原郁恵さんは3つのミスを犯しています。
まず一つ目。現金入りの手提げバックを車の助手席に置いたまま友人宅を訪問したこと。
二つ目。車の窓を開けっ放しにしていたこと。
三つ目。駐車場ではなく路上駐車していたこと。
車の窓を開けたまま手提げバックを放置する・・・これでは「盗んでください」といっているようなものです。
あまりにも無防備ではなかと感じます。
「車上荒らし」
平成14年の443298件よりは減ったとはいえ、平成18年205744件も発生しています。
検挙率が33.9%と低く、車上ねらいの被害例(大阪府警資料)を見ると、被害にあうと、1件当りの被害額は約10万円。そして、車の修理費に約7万円、合計約17万円の損害を受けることになっているようです。
これ以外に、盗まれたカードが悪用される二次的な被害も発生。 その他、盗まれたカードや免許証などの再発行等、多くの手数もかかっています。
車上ねらいの被害状況(大阪府警資料)を見ると、
・ガラスを割られて被害にあうのが約5割。
・無施錠で被害にあうものも約1割。
・被害にあう時間帯は、夜間(午後6時から翌午前6時)が約6割。
となっています。
全国的にもまだまだ多い「車上狙い」。
ノートパソコンなどを持ちさらる被害も多く、その中に個人情報が入っていると、即新聞のニュースにも取り上げられることになって、社会的信用まで失ってしまいます。
対策/
・どんな短時間でも車を離れる時には、カバンやノートパソコンを車の中に残さない。
・どんなに短時間でも施錠をきちんとする。
・監視カメラなども設置されている駐車場に駐車する。路上駐車は絶対やめる。
・ハンドロック、イモビライザーなど防犯 装置を設置する。
といったことが重要です。
投稿者: スタッフ (2007年10月18日 10:24)