今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「見張りも多い方がいい」家族でガソリンスタンド荒らし
家族でガソリンスタンド荒らしを繰り返したとして、窃盗と建造物侵入の疑いで、東京都日野市に住む無職の男(31)と、内縁の妻(38)とその二男(18)が逮捕されました。
多摩地区や隣接の埼玉県では昨年8月以降、郊外の給油所ばかりを狙った窃盗事件が約50件発生(被害総額約1200万円)していました。
男は「外から見て無人とわかるし、郊外なら防犯 装置の警報機が作動しても警察官の到着までに逃げられると思った」と供述しており、
警視庁捜査3課で裏付けを急いでいます。
調べでは、3人は昨年12月19日夜から翌20日早朝にかけて、八王子市の給油所に侵入、現金約500円とカーナビなど計4点(総額16万円相当)を盗んだ疑いです。
男は当初、1人で窃盗を繰り返していましたが免許証が停止となり、運転手役として内縁の妻を引き込んだということです。
さらに「見張り役も多い方がいい」として、妻の二男の少年を数回手伝わせていたようです。
無人や郊外のガソリンスタンドばかりを狙い、防犯 装置の作動と警察官の到着時間も考慮した上での侵入手口です。
無人の店舗の防犯 対策を考えた場合、単に防犯 装置を設置するだけでは犯罪の抑止力としての効果が薄い場合があります。(今回のように郊外の場合は人気がさらに少ないでしょう)
監視カメラシステムで映像を記録するなど、少しでも捕まる可能性が高いと思わせる対策が有効でしょう。
投稿者: スタッフ (2007年10月22日 11:51)