今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
信販会社の顧客情報を盗み、詐欺グループに販売。
信販大手「ジャックス」のクレジットカードの個人情報約15万人分が漏えいし、詐欺グループに悪用された事件で、警視庁捜査3課は21日、情報を外部に流出させたシステム開発会社社員(45)を、情報が入力された光磁気ディスク(MO)を無断で持ち出したとする窃盗容疑で逮捕しました。
男は大日本印刷の業務委託先の社員だった2002年4〜5月、同社電算処理室から、数回に渡って顧客情報をMOに複写しカバンに隠して社外に持ち出し、自宅に持ち帰っていました。
そして、こともあろうに昨年3月に退職後、再就職先が見つからず金に困り、詐欺グループに3858人分の顧客情報を約22万円で売却したというのですからあきれます。
詐欺グループの片棒を担いでいたのです。
最近、パソコンの盗難被害が多発しています。
多くは本体を換金することが目的ですが、中にはこのようにパソコン内の個人情報を販売することが目的の場合もあります。
オレオレ詐欺などの詐欺グループは個人情報を入手して詐欺のシナリオを作り信じさせます。
そういった犯罪にパソコンの盗難がつながっています。
ぜひともそのあたりを考慮の上、対策を講じることが必要です。
入退出管理システム、カメラ監視自動録画システムなどでデータ室への人の出入りを管理する。
個人情報の入っているパソコンはもちろんのこと、全てのパソコンの利用にパスワードを使用する。
最低限としてそうした対策をお勧めします。
投稿者: スタッフ (2007年2月22日 10:05)