今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
広島県の「自販機ねらい」
広島県内で「自動販売機ねらい」を繰り返していたとび職(49)。
被害は全体で248件に上るとみており、うち建造物侵入容疑2件を含む50件を立件する予定です。
調べでは、男は2003年4月から今年8月4日までの間、広島市中、南、西、安芸区や呉、東広島、廿日市市、安芸郡内で清涼飲料水やたばこの自販機を壊し、現金計約60万円を盗むなどした疑いです。
現場は広島市西区の商工センターや東広島市の吉行工業団地などの工業団地が多く、被害の約6割に当たる約150件に達しました。
人気の少ない夜から未明にバールなどで前面の扉をこじ開け、現場にあった車止めなどをすき間に挟んで現金を抜き取る手口が目立つということです。
「自販機ねらい」は平成11年をピークに減少傾向にあるとはいえ、平成19年上半期で2万5418件も発生しています。
検挙された人員における少年の比率は高く、平成19年上半期は64.5%でした。
共犯が90.7%とほとんどが共犯となっています。
発生場所としては、街頭がもっとも多く33.7%で、その内訳は下記の通りです。
・道路上 18.7%
・駐車場 11.1%
・都市公園 1.0%
・空き地 2.3%
・公共交通機関 0.6%
その他(34.6%)、商店(17.4%)、一般事務所(14.3%) となっています。
自販機そのものを強化するといってもなかなか難しい面があります。
道路上の自販機などはやはり防犯灯を付けたり、監視カメラを付けたり・・といったことしかありません。
自販機の周囲をきちんと清掃して落書きなどを消すといったことも必要です。
放火や破壊なども可能性がありますので、注意が必要です。
投稿者: スタッフ (2007年10月24日 11:26)