今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ガソリン、灯油泥棒多発。
全国的にガソリン、灯油を狙った泥棒が多発してきています。
やはり「ここでも世情が犯罪を作る」ということで、石油価格の高騰が背景にあります。
検を依頼しましたが、異常は無い。タンクは建物脇の目立たない場所にあり、盗難被害に遭った可能性が高いと判断し、鍵付きのふたを取り付けました。盗まれた時期や量などははっきりしないため、警察には届けていません。
犯罪の世界でも世界情勢がからんできて、グローバルなんですよね。
ちょっとそんなガソリン、灯油泥棒をご紹介します。
●ローリーで給油を装う
札幌市内のマンションなどで9月以降、屋外に設置された無施錠の灯油タンクから灯油が盗まれる事件が相次いでいます。犯人はタンクローリーで乗り付けて給油を装って抜き取っているとみられています、灯油販売業者は「タンクに鍵を付けてほしい」と呼びかけ、ホームセンターでは鍵付きのタンクのふたが売れています。
■業界関係者が関与?
札幌市白石区の自動車販売店の店員は9月、灯油タンクの残量を示す針が下がっているのに気付き、「漏れているかもしれない」と思って業者に点
道警によると、9月1日からこれまでに、同様手口とみられる灯油窃盗の被害届が12件出ており、盗まれた量は計約7800リットルに上ります。
12件のうち9件はマンションなどの集合住宅、2件は一戸建て、1件が会社。
一般家庭での灯油の年間消費量は約1800リットル。道警は「個人使用が目的ではなく、転売目的の可能性が高い」と話し、白石区の自動車販売店のように被害届を出さなかったり、盗まれたことに気付いていないケースもあるとみられます。
過去に発生した灯油窃盗は、タンクから屋内に伸びたパイプを切断して抜き取るという方法が主だった。今回はタンクに損傷は無く、タンク上部の無施錠の給油口のふたを外して、タンクローリーのホースで吸い込んだと推測されます。
販売先が被害に遭った灯油販売会社は「タンクローリーを使えば、給油作業と見た目は変わらないため、不審に思われにくい」と説明。「業界関係者などが絡んでいる可能性が高い」と話します。
ガソリンも、駐車しているトラックや車から抜き取られる、無人のガソリンスタンドから盗まれるなどがあります。
怖いのはそうしたガソリンや灯油が漏れ、そこでなんらかの火が引火して火災になることです。
灯油やガソリンタンクは屋外・敷地内におかれている場合も多く、やはり「敷地内に不審者を入れない」ことこそが泥棒対策、放火や火災対策として最大の防御、防犯 対策となります。
つまり、防犯 対策において「外周警備」が非常に重要視されてきているのです。
投稿者: スタッフ (2007年11月12日 17:20)